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<ちょっと古いですが> これは15日月曜に産経新聞28面に掲載された記事です。 現・経団連会長の御手洗氏は,靖国神社の問題にも干与しないことを明言するなど,なかなかな発言をされておりましたが,今回のこの「御手洗ヴィジョン」はなかなか魅力的ですね。
「愛国心は軍国主義とは無縁。健全な愛国心を持ち,他国と対等に接し,協力・強調することが国際平和につながる」
まさにおっしゃるとおり。 それにしても,同じ財界人でも経済同●会の誰かさんとは大違いですね(ちょくちょく見に行く「酒たまねぎや ura ホームページ」さんより)。
英国の学者アリソン氏は愛国心について次のように語っています。 「人生における心の満足を提供するとは思われないものは,「名声」,「成功」, 「社会主義」,「富」といった,抽象的状態の追及である。なんであろうとこれらは手段である。それらは目的としては恐ろしく捉えどころがないのである。虹の一番端と同じように,そこについてみると何ら実体がないのである。 対照的に,深く,永続的で,普遍であるという意味において,より「実態的」な若干の満足がある。忠誠心,帰属意識,すなわち,丘の上に立って生家がすぐ近くだと知り,胸がいっぱいになる感覚である。忠誠心は地域,町,国,あるいは自分自身で考え出した領域に対しても生じ得る。それは国家のように大きなものに対し,また家族のように小さなものに対しても生じ得る。それは大規模な実体に適用されると非常に抽象的となる傾向があるが,小さなものに関連するともろくなる。おそらく愛国心は忠誠心の最も重要な形態である。ジョンソン博士は,それは「悪党の最後の避難所」であると言ったが,彼は哲学的な知ったかぶりの馬鹿者であり,自分の国土に対する愛(それが普通の意味の愛国心である)と,他のあらゆる道徳的判断に優先する国家への支持とを区別していない。単純な意味での愛国心は何ら悪いことはない。それは一つの感情であり,道徳的立場ではない。」(リンカーン・アリソン著 藤原孝・杉本稔訳 『新保守主義の政治理論 ライト・プリンシプルズ』(三嶺書房) p249)
<ASEANで行われた日タイ首脳会談要旨> タイ大使館ホームページより関係部分のみ抜粋 ============= 第10回ASEAN・日本首脳会談 スラユット首相 ・ 日本とASEANのパートナシップはASEAN地域の発展を充実させる。特に、交通網整備における日本の役割は大きなもので、第二メコン国際橋建設時の日本の協力に感謝を述べたい。 ・ タイは日本の東アジア経済研究所設立構想を歓迎する。 安倍晋三首相 ・安倍新政権の平和構築構想にそって、メコン川流域経済、東アジア経済研修所設立構想などASEAN経済の発展の他、鳥インフルエンザ、災害対策、人的資源開発などについて発言した。 (http://www.thaiembassy.jp/rte1/content/view/258/179/) ============= 「特定アジア」以外の国の場合は恒例の,ODA給与に対する感謝の発言がなされました。 第二メコン国際橋とは,wikipedeiaの説明によれば以下のとおり。 「日本のODA融資資金(国際協力銀行)の円借款ローン(約80億円)によって建設の橋であり、ラオスとタイとを結ぶメコン川に架橋される第二番目の橋である。(ヴィエンチャン=ノーンカイ間の友好橋についで二番目に建設)2003年12月より工事が開始され、3年の期間を経て2006年12月に完成した。2006年12月20日に開通式が実施された。車両の通行は翌年2007年1月10日より正式に供用が開始された。ただし現在は朝6時から夜10時までしかラオスとタイの国境施設がオープンされていない。橋の全長は、川横断部が1,600m、取り付け部がラオス側とタイ側併せて450mで合計2,050mである。上下2車線の車道と歩道が整備されている。同橋の完成によって、ベトナム、ラオス、タイ、ミヤンマーの国々が東西に結ばれることになり、メコン川の南北の海運軸とともに、人的、物的交流を通じて、同地域の発展に寄与することが期待されている。」 そういえば,昨年タイのニュースを伝えるホームページで開通式の記事を見た覚えがありました。日本ではRed Flag様が扱っただけのようです(Googleで調べた結果)。この式典にはちゃんと日本の大臣も呼ばれたんですよね(タイの王女とヴェトナムの首相が参加してたとか書いてあった記憶はあります)。韓国や中国でこんなことしてもらった覚えはないわけですが(w またまた「特定アジア」が如何に異常かが分かっちゃいましたね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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