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毎日、寒いです。 寒さのせいにして、プチ引きこもりの今日この頃。 今、読んでいるのはこんな本です ![]() ![]() 原題「The Gving Tree」(シェル・シルヴァスタイン著) 日本語版「おおきな木」 訳を本田錦一郎(故人)さんと村上春樹さんで読み比べ。 シルヴァスタインは好きな作家なので、この本は随分前に本田さんの訳で読んでいました。 本田さんがお亡くなりになり、出版社もかわって村上春樹さんが新たに訳されたのが昨年でした。 簡単な言葉で書かれたお話なので、自分自身で訳してみて お二方と比べてみようと昨年末に思いつきました(内容はとっても深いです)。 市の図書館で3冊揃ったのが最近。 これはね・・・おもしろかったです! まず「題」のつけかた。 原題は「The Big Tree」ではなく「The Giving Tree」なのです。 直訳すれば「やさしい木」とかになりそうなものを 「おおきな木」とした本田さんのセンスがいいなあと思いました。 「やさしい木」としてしまうと、読者の想像力に制限がでてきます。 「おおきな」という言葉には、「やさしい」という言葉よりも広がりを感じます。 身体の大きさ・・・心の大きさ・・・。 何を感じとるかは読者次第。 Giveには「与える」という意味がありますが、この木はまさしく「与える木」なわけで。 読み終えて改めて題の意味を考えると「おおきな」にはそんな意味も含んでいるように感じられました。 村上さんは「長く読み続けられた本なので、混乱を避けるために元の題はそのまま使わせてもらいました」とあとがきで書いていらっしゃいますが、これ以上の題はなかったんじゃないかな?と思いました。 登場人物については、両者違う訳し方をされてました。 ・原作では おとこのこを「The boy」としています。 その呼び名も違います。 お話の中で「The boy」は歳をとっていきます。 老人になったboyをどう訳すか? それについても両者捉え方が違うようです。 ・さらに、訳本では おおきな木の性別も違う捉え方をされています。 どう訳されてるかは・・・ナイショです ![]() とってもいい本ですので、まだの方は是非読んでみてください。 ところで。 この本に関しては、とっても好きな村上春樹さんですが、実はわたしは彼の良さがわからない ![]() ハルキストと呼称されるくらいファンの多い村上さんの良さがわからないなんて悔しい。 悔しすぎる ![]() 昨年観た「ノルウェイの森」も、全然いいと思えなかった。 映像は美しくて詩的でよかったし、細野晴臣さんとか高橋幸宏さんとか糸井重里さんとかがチラッとでてたのもポイントが高かったけれど。 出演者の菊池凜子さん&新人の水原希子さんが苦手というのはある。 が、2人の演じた原作のキャラクターもとっても苦手なのは間違いない。 原作読んでます。しかも2回。 でも・・・・ ![]() だって、オンナ達が蜘蛛みたいで嫌なんだもの。 蜘蛛の巣をはって、主人公のワタナベくんがひっかかるのを舌なめずりして待ってるみたいな。 ああいうオンナオンナしたいやらしさを感じさせる女性がものすごく苦手。 見る人によったらカワイイ人ってうつるんだろうな。特に男性にはね。 うーむ。 悔しくて、彼の本を何冊か読んだ。 でも、良さがわからない。 いえね、どこに惹かれるかは何となくわかる気はする。 何となくだけど。 例えて言えば・・・・「箱」に例えるとすると・・・無理やりだけど。 きらびやかな箱がある。 置いておくだけで目が奪われるような。 あるいはいかにも心がほっとするようなあったかみのある色合いの箱。 かわいいのやら、凝った形のやら。 でも、村上さんの小説は 何のへんてつもない無機質な箱。 箱自体は無愛想に見えるのだけれど、蓋を開けてみずにはいられない。 開けてみたところに何かがあるような気がして。 そんな感じ? いつかわかるようになるんだろうか? その箱に切り取られた空気の感じが。 残念ながら、わたしの周りにはハルキストがいない。 誰か教えて~。 彼の魅力は何なのか。 新作が出るときに、徹夜までしちゃってもすぐに読みたいほどどこに惹かれるのか。 お待ちしてます。 後は、こんな本に囲まれてます ![]() 読み終えたのもあり、読んでいる最中のもあり、これからのもあり。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() *これは、今年末か来年あたりに行きたい旅行先の本。 いくつか候補があるけれど、今のところ「ガラパゴス」に注目。 友人と4年ほど続けてる500円玉貯金で行く予定^-^ ![]() *meronさんにおススメしたのは、この本。 リサ1号から教えてもらって速攻でアマゾン購入。ええわ~~~。 ![]() *yuyumiさんの講座の時にわたしが話してたのは、この本。 もう3度目。 対人関係でモヤモヤした時の必読書です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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