しょうちゃん堂読書日記

2004/12/20(月)20:15

「書く」ということ。

日本語・日本語教育(61)

今日も昨日の続きで、斎藤孝さんの「原稿用紙10枚を書く力」(大和書房)を取り上げます。 「書くという行為は、新しく意味を生み出すことである。意味を生み出すとは、価値を創造することだ。」 「作品を批評するとは、その作品とつながろうとしている読者に新たな出会いを提供することである。そこに批評を書く意味がある。」 特に後の引用のほうは、陥りがちな落とし穴ですね。 有名な本をけなすことで、自分がたいしたものであることを示そうとするのは、バカらしいし、読む人にはすぐばれちゃうけど、でも、無意識にやっちゃいがちです。 気をつけたいと思います。 この日記は本を評価するというよりも、本を題材にして僕が言いたいこと、主張したいことを伝えるのが主な目的です。 本はそのときの道具にすぎません。 その意味で所謂「書評」とは違うわけですが、やっぱり貶すことから入るパターンが多かったようにも思います。 「自己満足」ではなく、皆さんへの有意義な情報提供になるようにこれからも気をつけて書きつづけていきたいと思います。

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