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灯台

陶酔 4




  「むらむらと肉を盛りあげる-もの憂げな気持ち・・太ってゆく身体・・・

  ・・・前進する軍隊のように――何か一つのことを信じ続けていると・・
  明日の支払いに少しずつ、本当に少しずつ遅れてゆくような気がする・・・



山奥で森林を伐採した

村人の言葉が、鼠のように過ぎる・・

「飛行機だ」――「飛行機が降りた」・・

秋の紅葉、黄葉――(にして、)昂揚


  まるで、旅行パンフレットのざんざ降り

   そんな光景を見てたら伝奇小説みたいだぜ


数年前は、それなりの会社、それなりの給料

《   》が見えてくる、空欄――

        ・・・・・・・・・ラブ イズ ア、ラブ イズ ア

    ――夜でも皆が歌をうたって、町は賑やか・・だった・・・

    てきとー な かんじで すこし だるかったけど

    「無難な自分にやりきれなくて、やり甲斐がなくて、けれど、

     給料をもらえる仕事・・」

  ――ライフワークもどこ吹く風で、休日は思い切り遊んで、

    「リラクゼーション! アミューズメントパーク・・」

  ――それなりにのんびりと過ごし、人の真似ばかりする厄介な癖(を、)

  解らん。何の事ッたろう・・と、ぼけたり、ふざけたり――


    自由律俳句

    耳たぶのかたさ 朝の会議 そして今日を寝そべってる雲


東風が山からあたらしく吹いて来た

必死の哀願を湛えた、断末魔の怒りを僕は聞かず・・

ただ毎日、自分の気持ちを誤魔化しながら暮らしていた・・

一触即発の事態を嗅ぎつけた野次馬どもが、こわごわ顔を突き出し、

  「マンボウのような顔・・」

  ・・・・・・・・・マニアックなタイトル。

  (欠けすぎた月みたいに、半分にも満たない彼や彼女の表情、)

    ――稀薄な意思表示・・臓器提供カードは○と×だけでいい、

    (と、)思ってる僕が何だか、不気味だ・・・

明方と日の出ごろとのあいだにその風は向きを変えて・・

やにわに宙に舞う。威勢・・鳥肌の立つ、数十羽の飛翔、

まるで峯に触れて冷されて、墨が水墨画になったように、

やがて、窮すれば通ず・・

背丈が高いほかにはこれといって特徴のない、

あの山に紛れていった――紛れて いった・・ヘイ、ボーイ! 

カモーン!


ハマってたわけじゃ全然ないけど、

ひとりにさせないで・・


  へえ・・(ただ)しく  さら  さら と

  (まが)るものだなあ ・・


(そんな、ものの言いかたをしちゃ、いけないよ。)

体をごろりと横に倒して、左の手に・・左に目を据えて、

重心を置いて・・・


(へん。こごとを聞きに来たようなものだ。)

やぶれかぶれの手榴弾を投擲する・・出撃命令を待つGI――

  すかすかメール打ってる

  ・・・生の不思議に魅入られた迷いの森で――

     ・・・・・・・・・愛を探す、夜の旅人


     ふっと眼にとまる 

     車いすをご利用のお客様へ・・


     「なんか 優しい・・」



のっぺりとした字の間抜けな立札

馬小屋で、馬が鼻をならしながら頻りにあがいているような文字

ごわごわ、と僕の心を鳴らす

背中が光ってる純情な女の子の感性みたいに

⇒ ○×へ数キロ


混ざり合いたい・・溶け合いたい――犯罪の目撃者・・

ざわりと揺れる・・・枝のやわらかさ・・夕まぐれ、

DNAは幾百万の鴉を巨大な癌と囁く・・・

くっきりと浮かぶ富士額・・つづられてゆく悲しみ・・

  (いつだって僕は・・一か八か、危険を冒してみなきゃわからない性格・・

  ハーモニカ状のおんぼろアパートで、血を思わせたものが拭きとられてゆく


ガマガエルやイモリのように、加害者や被害者がいるとしたら、

・・・弛んで外れたネジは、真夜中のブーツの踵が火花を散らすのは、

悪魔のようにブリキの缶を叩き潰す青銅の鎧の騎士を思い描くのは・・・

「――支え合おう・・」(A氏)

おっと、キャッチフレーズのような言葉・・

これは目の痛くなるような夏の空を背景に、うすずみ色の意識、

読み進むたびに蜘蛛の巣のように次々と罠にかかってゆくとしか思えない、

数百段の嫌がらせとしか思えない階段を昇っていた時に、

  (神様のご意見とやら)――《いわば、荒地から先祖を呼ぶインディアンの声・・》

  時々考える、隠されたパワー、超能力-不思議な力-先天的な能力・・

そしてその為に・・“鏡”があるのではないか――“真実を求める感情”が・・

と思っていた――思っていた・・

        ――きっと別世界の陰謀に、君は科学を否定したいだけ・・

     ――だって科学は、大勢の人たちを焼き殺したから・・・


絵本を抜け出して、

・・・他愛もないうわさ――うわさ・・

テーパリング・クラウド!集中豪雨の前触れ・・

それは、交渉など地道な積み重ねができる人、ということですか?・・

ということ(は、)アンティーク・ショップで、

古書を、ソファを、家具を、照明を、小物を――

ということですね!

  放尿の音がする・・ちゃぽちゃぽ、と畸形の標本箱の底に、
  途切れ途切れの水風船を弾ませている――


思い切り進め――遙か遠くの船のように!

言論の自由は香水から・・心が罠でも、伝道の冷たい海の傍・・

設計時の意味論的間違いを検出する


、奥行きの深い香りをたたえる。

波紋――さまざまな紆余曲折を経ながら・・

(水神があらわれると、神木-この柳の樹が揺れる・・)

――ひいやりと流れて来たひと条の涙

[堅実なプロフェッショナル達が、もしワイングラスに入れられた、

一滴一滴そのものなら、限りなく透明な、その吐息に曇りたい・・]

おっと、何か話している!

チャールズ・ブロンソンをイメージさせる渋い音声で・・

たとえばそれは古い――本当に古い・・真空管ラジオから!・・

あるいは大学図書館のカード目録――

ペイントテーブル・・ペイントキャビネット・・・ああ!

ああ、愛しい人よ、くれぐれもこのことは二人だけの秘密に――

その時の注目検索ワードは

「根拠となる事実(仮定を含む)」

  重厚感ただよう革張りの背表紙――味わいのある色味に変化したページ――
  ディスプレイにお勧めのアイテム――


「いくら――いくら・・言葉を連ねても、太陽に背を向ける《影》に過ぎない。

ちょっかいを出してくる影たち-負債たちのように、
、、、、、、、、、
方向転換できないし――もちろん、友達じゃないし、線はスタートラインじゃなくて、

領土だし・・わかる居場所はといえば・・自分のいる所だけ・・」


混乱が長く続いている気がします

――誰も信用できない時代が続いています・・


・・・そうまるで、ここは超高層ビルの会議室で、

君はもしかしたらマヤコフスキイィのあの詩について、

ぼんやりと想像したかも知れない、いわば悩ましい誘惑に・・

  ドイツ連邦議会の特別委員会会議室でなく――DGベルリン銀行の会議室でなく――
  国会議事堂でなく――テレビ局の狭い会議室でなく――


ワンマン社長が悪夢の鏡像。

悪夢とは何故か?・・鏡像とは何故か?――

だってもう既に君はあやしいまやかしに揺らめき果てている・・

シガーケースに高級葉巻、ジタンの灰皿・・


 ゴム手袋-(その、)手袋にピンセットとメス・・

 (プラスティックのナイフで、スパムを切るみたいに、)

  器用に切開、器用に摘出・・マウスのさまざまな部位

   べとり、と銀の皿に置き・・生理食塩水に浸ける――


  ロール・プレイング・ゲームは指輪物語の設定から大きく影響を受けている・・
  有名な話だ――でも、驚きで顔を引き攣らせている人にとっては、
  呪われた細い糸であり、灰色だかどどめ色だかのポアロの悲しさ・・・


「無理矢理押し入って、いつも気になってしょうがないものに触れる、

それなのに、自分はまるで彼等のことをずっと気遣っていたかのような振る舞い、

洗練される誠実さ・・・海のうねりのような、まだ見えない、奥ゆかしさ――

うんざりするカイン・・苦労の種、良心という生気の道案内をやめる――

触れたら貰えるみたいに、すべてが恥-それでも始まった時のイメージで・・

そしてそこには、愛の感じを忘れてしまった、あたたかい抱擁を知らない、

夜中の駅前があるよ・・」

  もう一度、言ってくれませんかあああああ!

ともあれ彼は座っていた、

一九三○年代のイギリス製チェスターフィールドソファ(に、)

  サクソフォーン・・テナアサクソフオォォン――
  時代が変わっても、社長はジャズが好き・・・


「じゃが、事業-戦略マップ-目標・・となれば――」

カスピ海ヨーグルトみたいな上層部連中・・おお、宇宙をさまよう数千年後、

冬の光の淋しさ・・曠野に、怖ろしげな女の顔が浮かぶ――

おっと、つい、ふふふふふふ・・・

いい加減なお世辞を言っても、汲みたての水を 鉢

(に、)入れるようなもの――

「みずがめ座の霊的な時代です」・・


    時はゆっくり流れていく、モンシロチョウのリズム(で、)

  少しは雨なんて降ったのかも知れない・・


昨日、パソコンの画面の向こうから

壊れてしまわないようにする

気配や、息遣い・・を、感じていた――


|アクセス方法|路線|下車駅/出口|バス停|所要時間|


  *駐車場の料金は最初の1時間/480円。

  以降30分毎に190円追加。

携帯電話の向こうから

レストラン/ショップ/エレベーター乗り場・・

コードや電波やノイズが入り乱れていても

「いくら言われたところで

私はここを出て行けはしない。」

(私-カメラ・アイ・・立体映像という三次元的に再現する映像、

心に浮かぶイメージ映像の単位を、記号化し、

符号としての場面を結合させ、音声を入れようとする、)

エンパイアスタイル-シャンデリア!

      ・・ああ、その件でしたら、どうか前向きに善処させて下さい――
 
          ・・・ふむ。なるほど。コンビニは政治的な世界に暮らしている・・か。

(このアナウンスは、)――《自分で断ち切らねばならないひと続き、》

非生活型の版画コース・・フルコースでない、

静電表示装置-画面処理技法を尋問的に磁気テープに送りこむ・・

人類という真綿の感触-酷く暑い真夏の太陽の向こうに、

生きている誰もが選ぶことのできなかった別れ道を再生させるための説明。


ショッピング・センターの建物に沿った歩道で、

適当に広告でも眺めていた僕は、哺乳類――象・・

でもゴリラやチンパンジーじゃなく、

(ブルドッグやシェパードなの――さ・・)


  » 保健所 ○×保健所 » 消防署 △□消防署

  » 警察署 ○×消防署 » 救急病院・△□大付属病院


自転車をおりて、地下鉄降りて改札抜けて階段上って、

・・・省略して、売春、麻薬取引、暗殺、テロ行為・・

「身分証明書を提示して下さい」

そんなことにもめげずに押し押しあがって往ったが、

その中から這いでて来た・・重苦しい蒸暑さ(に、)

僕でさえ暗くなるし、なんだかシマウマ二元論だし、

王様の耳はロバの耳だし、触らぬ神にたたりなしだし、

――人っ子一人通らない

道路工事.道路工事.道路工事.

  ・・・・・・・・・これが田舎だったら、大きな出来事なんだ、

  ・・・(で、)いまはひどく淋しかった。


    (道路工事.道路工事.道路工事.)


  十数年前、切手ほどの小さな写真を財布の中に入れていた・・
  違う・・それは花片だったのではないか、あるいは、文字――
  でも思い出せない、ただタイヤの痕だけがぎこちなく蚯蚓腫れしている・・・


そこにいるのは、ゴルフ焼けした恰幅のよい信楽焼。

――たとえば、この情報は一五○センチ程度のということであり、

体重は、八十~九十キロを、という意味で、多汗-脂汗、

ワイン好き、高級車好き、などという余計な知識にスポットライトを・・

モディリアーニ・・またはピカソ――

  うっせえよ。馬鹿野郎・・家より、酒だよ・・・

  ホテル? バッカじゃないの・・何あなた、やりたいだけなの――

身体の神経がほどけて、糸になる、僕の羞らい・・

まるで真夜中で路地で、泣きながら、壁を叩き続けているよう――

「でも最初は、おいしそうなメレンゲ、かたつむりの内部・・

砂糖で作った人間の妄想の起源・・だという気はしませんか・・・?」

  適切な証拠への依存 ⇒ 明確な結論の存在

  ⇒ 証拠と結論を結ぶ適切な推論過程の存在

故に、機能的分割、運用モデル-組織的なモデル、

そして事業体・・だ――

  ここは埋立地ですか?・・と尋ねた人がいる――
  そうですよ、と返せば、オパールの指輪が光る・・
  でも忘れないで、それは、まだ、墓の中に入らない・・
  重厚なオーク材でできた上質なアンティークワードローブ。


カメラ・アイはその時、シフォン生地で作るアレンジお菓子、

・・と言った――自動翻訳機能が、シベリアの白鳥を知っていた、

その色彩が淡く不鮮明な湖・・に、死に絶えた星らしい薔薇いろの隕石が、

降り注いでいた――ロシアの片田舎で、釣り糸をそっと川の水面に垂らすように、

ああそれでも観客は言う・・そんなのはプロジェクターにはいらない、

  不必要な情報だ ⇒ ゆっくりと遡ってみることは個人的情報だ

  でもあなたが興味がないだけの情報だ ⇒ あなたの情報は厳しい顔の情報だ

なんだか、たえずせわしなく盛り上がる場面の興奮なんだけど、レコードに傷がある、

  「レコードは、セットするものだと思っていた。」

  「持ち上げて。すっと、・・スッと指から滑らせて、まるでショウみたいに・・」

あるいは、教会の窓ガラスという窓ガラスを、全部たたき割ってしまうよう・・

内部に浸透することのない《疑問》・・

そんな侮り謗りを繰り返しながら、何度も

イギリスの作家、レイモンド・ブリッグズが1982年に発表した

グラフィックノベル。アニメーション映画化もされた・・

『風が吹くとき』(When the Wind Blows

  ・・・時々、彼等は忘れているけれど、それもまた、

  風が吹くとき――風が・・吹くとき・・・

    ――話はそこで途切れてしまった・・

(事業ラインの仕組みと、能力と、

組織における割り当てられた当事者。

割り当てられたシステムの中で・・)

論理的修正は可能か?

  ・・・A氏とは、KAMOME氏のことか?
  もしそうなら尋ねたい・・・靖国とは何なのか?・・
  国家とは何なのか?――


と 言う・・・この野蛮なリズムは、言葉を交わすのを、

避けてばかりいる――体温が尽きる時の 孤独・・・でも、気持ちの整理がつかない、

あつらえたような上天気のきれいな服を着て、でも、何も言えない・・

たとえまわりに誰もいなくても、そこに僕一人しかいなくても――確かに・・

後じさりしそうになる・・・欲しいものがどんどん手に入らなくなるような気がする・・

 滅多につけない香水は、かすかな声・・それを捕まえた敏い耳は、

 破滅そのものの永遠を――夢見た・・


  「泣いたり、嫉妬をしたりすると・・どんなかすかな物音にも、

  慄えるような反響が全身に伝わって、僕は知る・・・僕を残して、

  僕を置き去りにして――闇・・闇が子供のように僕をあやす・・・



 話の切れ目にふと顏をあげると、すべてが空中に漂うもののように見え――
 井戸の中に枯れ葉が落ち始める・・それは飾りとなり、浮き彫りとなった・・・


泥の上にバラックが建っているように、そこには卑しい人、

  ・・・そいつらが、どこまでもどこまで押し広げていく、小さな穴を・・・

      ・・・チャンスを、ことごとく、フイにしたくせに・・・
 
A氏は長い沈黙を破って答えた・・

  (それは手紙・・頬ずりしながら、その封筒に鼻を寄せると、
  モルトウィスキーの薫りがした・・・)


吸血鬼がついに見つかったと思われるヨーロッパの小さな町に来た二人、

ロマン・ポランスキ監督、ジェラール・ブラッシュ脚本の、

一九六七年に公開された映画である『吸血鬼』のように、

私は思う――ワークフロー及び無政府主義的なシステムに対する真剣な考察・・

Aは溶けて行った、Bという黒いマントのポケットに・・

でもBはシュルル ルル シュルル・・

ルール-組織のサイクル、周期、及びタイミング

(相互の仲介・・接続図、商取引、データ交換。)

  最適化が生産性であるという考えの中では、料理の数は限定され、
  発想は貧困になる・・揺れないから――揺れないから・・
  前方を睨んでいる言葉なら、火の粉のように、
  さまざまな時代が見えたはず・・


ヒッチコックの「鳥」という映画のラストシーンを見たことはないが、

二車線道路でおそらくトラックに、あるいは車に轢かれ、

さらに何度もぐちゃぐちゃにされた鳥のラストシーンなら見たことがある、

  会社やテナントもころころ変わるビルを見ているような・・
  抽象化したインタフェースやライブラリを備えたプログラミング言語――


 忘却された井戸と、溺死者の海・・そして知恵から逃れることのできない砂漠・・・

 互いに傷つけ合いそうなことを叫んで――手あたり次第にあたりの物品を投げ散らかし、

 自尊心でも傷つけられた如く鷹揚に駄目な転倒を繰返す・・

     たくさんの人達が泣いている-笑っている・・

     また繰返している-誰も救われずにいることを認めている・・・

(そして、気がつくと、みんな自分を縛っているものは何かと思う。

うまくいっていれば、都合のいいことだけを。時に、冷静な判断を失いながら、

うぬぼれて・・今日もぐらついて、誇大妄想で声もなく死の意識を探りだす男女たち・・

セクスが必要だと彼等は言う・・でも必要なのは多分、愛なんだと思う・・・よ――)

「・・こんなに雪が降っている」

と 僕はマリンスノウでも見るように――深海の中にいて、医者にも治療できない、

寒々としたものを、たえずさざめく流れへと押しやって凍らせ、

雪のようにふんわりとした紫いろ・・恵みの目を向ける、菫のいろを見る。

(油蝉が落ちている・・しゃがみこんでいる男が棄てられている・・・

ダッシュボードの上にパンティーがあるような・・ダーウィン的欲望の進化論・・

プリンスを知り・・ボブディランを知り、僕はハイスピードな幻の中・・蜃気楼の中・・・)

適者生存-それはまるで建築現場の足場のような危うい生を選択しながら、

心細さに蓋をする、愛の陰気さ・・愛の財宝の難しさ――

  「あなたが自分の中に閉じこもったら、あなたの本当の声が聞こえない」

  「嘘つき。あなたは、あたしが一言も本当のことを話してないと知ってるくせに。」

月の爪にやられて・・僕まで――蟹になる・・・

そうさ、こいつらに思慮深いところなんて、ひとつまみもありゃしない・・

こいつにどんないい所があるかといえば、人をどんどん駄目にしていく素晴らしさ!

  電気笠のように見える街燈と・・青銅の若葉と――蛾・・
  ヒャシンスの球根のように思える液化天然ガスを入れるタンク・・・


「タイヤの空気圧が下がりにくいように窒素を入れる、

またタイヤやホイール類の劣化を遅らせる――」

(動く機械のこころよさ! 突きすすむ車輪、翔ける翼!)

女性のやわらかさを強調する、ふわっとしたグレーのフリル系の服、

胸の谷間の所に下着らしきものが見えるので、セクシーさをアピールしている。

 ――でも壊れる・・揺るがぬ塔などない――

 (水の精はかく語りき・・

   でも、ウンディーネ・・あるいは、僕の愛した人魚よ――
   僕は見失ってないよ・・夏の日が・・・夏の夜が過ぎ去ってしまったけど、
   まだ揺れてるけど・・おそらく最後の詩人になるとは思ってるけど・・・


たいていの時、人の肩なんて掴んだりしない-本当だ、

たいていの時、キスしたって唇の感触なんかぜんぜん覚えてない・・・

君へと贈る、花飾りがゆっとりとほぐれてゆく僕の詩(のように、)――

壁にもたれて、僕の翼までくっついたような背中だし、磔刑だけど、

欺いたりはしない、だから心の中で燃える炎を過去の隠された思い出にしない、

 (忘れられぬ不思議な形だ)・・(でも、忘れられた海だ――)

いまでも君を想ってる・・動けないけど、もう石像のようだけど・・・

でもきっとコオロギの鳴き声にだって、ロングコートの一面がある、

たとえば牧師の説教のように、焦点が合わない、両足が地につかないようなことが、

だから――ちょくちょく顔を出している何かを見ているだけなんだと思う

ダンスレッスンをしているようなものなんだ、でも、たいていの時は、

色んな物が大きくたわんでいて、さまざまな嘆きや苦しみに慰めがない・・


  「いつだってとても・・大きな意味を持ってる・・・


  かちかちと試験管入れのなかの試験管を指で押すように、
  心の中に満ち足りた色を入れていくような気分・・


[ガス欠で、すぐにエンストを起こしそうな人びとだけど・・できないことはないさ、

できないって誰が決めたの、誰が言ったの――誰もハンマーを握ってない、

釘の頭が見えなくなるまで、打ち込んでない・・]

でも、僕は弱い、僕は弱い――本当の僕は・・・こんなに僕は弱い・・


二階建てのアパートの窓の上と下とでげらげら 

(と、)笑い合っ て た・・・

数年前までは・・こんな瞬間を指折り数えて楽しみにしていたものだ――

  ・・・・・・・・・陽よけの天蓋のような屋根が四角に

  ・・・鰓のように、張り出して。


    BE WITH YOU

    (何度も見てほしい、何度も聴いてほしい・・)

風の強い日に頭の上に枝が載るような、

細かい埃じゃなく――て・・もっと分かり易い何かがあった、

片手でしきりにうなじを撫でた

       ――エアシャワー


 足を動かせば、それがまるで地団駄を踏むように、ひとり芝居。冷たく僕の身体のある部

 分を這ってくる・・最低と最上――雷雲と暴風雨・・・妙に取すました反省の力に束縛され、僕

 の罵詈雑言は、歯の間に・・血の味として流れ込む――

巻き髪-ヘアピンでとめて後ろに軽く流す-ストレート。

髪型を変えることで、印象を変える・・たとえば、君が笑うと、
、、、
笑うと、中国の片田舎の少女のような印象。

[傷の中を探ると大きなガラス片が入っている-刺さっている、

コンクリートのかけらが隠れている・・噂話がある――陰口がある・・

誰もがそれぞれ異なる意見を持っている・・・]

――希望は、そっと覗いてKnock する。 

神経の過敏さを傷つけないため、人びとは沢山のことを忘れる、

でも、希望の種子は・・なく――ならない・・・
Poem
子供よ、俺は無事にお前が生まれてくるようにと心で祈りながら、

ぼんやり空を見上げていた――不器用に・・前後に反回転しようとする、

ペダルを踏みしめながら・・この視界――昼の自転車の視界・・・

 きっと――『忘れている・・のは・・・僕・・・・』だと思う、ああ、そうだって、

 揺れる――内面的な自慰とでも言えそうな、『拒絶・・』や『別離・・』を知り、

 舞えば・・舞えば――花片・・が・・・この風の吹く夕方に舞えば・・・


クリスマス・キャロルや、ロミオとジュリエットのことを忘れる

糸に鋏をあてるように、いまにもプッツリと切れることは御存じ・・

そうだ、わかってくれる人はいつも心臓から血を流している人達――

(穴があく)・・(赤らんだ光が見え始める)

  ・・・・・・・・・この、いやはての、うすぐらい緑の濃い森の夢


  「太陽を追いかけるように僕は――ワインを飲んだ・・


灰いろの夢・・極彩色の夢――あからさまに咽喉に引っかかる、

峠を越えるように・・そうだ、色褪せた扉を越えて、イメージを越えて、
、、、、、、、、
あの谷へ着くのは・・・星が流れるのは、ことに一際輝いてる星が流れるのは、

野蛮な唇が焦土を貪り・・いつしか身体中を砂で満たすのは、

何べん同じことを繰り返しても、稲穂にはならない、しきたり-因習・・笑い、

まるでひとつの筋肉も動かない、甲高い叫びの、病の、ありがたい笑い――

見ろ、風になぶられ、栄養がなくてささくれ、すりきれ・・窮屈な窮地、

友の手を離し、恋人の手を離し・・そしてもう僕には何もない、元々何にもない、

少しも早く何事かを仕上げようと考えている限り、本当の情熱は見えてこない、

「・・必要なものなんて一つもない、文化も情報もいらない」

(口に出しても黙っているのと同じ扱い-あるいは変な奴と後ろ指をさす、

・・まるで他所者-まるで土砂降りの中で肺炎になる男・・)

「でもどうか・・君だけは手を伸ばしてくれ、何があっても――僕から、

離れないでくれ・・そして、辛いだろうけど、恥ずかしいだろうけど、

僕のものになると言ってくれ・・あなた以外、愛せないと言ってくれ、

お願いだ・・苦しみもがきながら、時間に追われ――仕事に追われ・・

人びとの嘘に染まりそうな僕は・・愛を語りながら反吐を吐く僕には、

良心や、誠実さが必要だ・・・

僕以外の誰も見ていないと言うほど、強く、愛してくれる君が必要だ・・」

        ――人間の悪行の運命-度重なる罪・・

    ――蝸牛は木の葉のゆらぎをその觸角の中に閉じ込め(る、)

ねえ、知性の限りを尽くしても-儀式を厳粛に行う僧侶でいても、

罅欠は生まれるし-亀裂は深まるし、足を踏み外すほかない氷の世界の薄氷のようだから、

そして僕は凍えたまま、ここ何年も生き続けているから――

  僕は思いつめたような瞳をして・・蒸し暑くてよだれ、眠たげな模様を見せる
  魅惑の花の匂いを嗅ぎながら、生は過ぎ去る時の影のように、
  「いまでも生きて・・」と言い――「いまでも、ほほ笑みを・・」と――


  
   「では、安らかにおやすみなさい・・グウウッ・・ナイィ・・・・


(暫くの間・・僕はじっとしていた――部屋の隅で、じっとしていた、

蹲った肉食獣のように――心の中で爪を・・研いでいた・・・)

眠らない――眠れない――僕はまだ眠らない・・

「文化の保存や、永遠の進歩なんて人は、口先・・

ブラインドの隙間から、色んなものがお払い箱――希望は金色の砂のように、

僕の指からこぼれては・・誰かが言うように、人を信じられない時代だ、

希望の持てない時代だ、とジメジメした陰鬱の涙-やがて蛇・・」

(でも何も起こらないんだ・・強い風が吹いても、人の目には、敗北者-征服者・・

誇りを傷つけられて、睨んでいる少年に――死にたいかい?・・と聞くような、

間抜けな連中――骨の髄まで腐りきってる、卑怯者たちの平和・・)

横顔で見る、細い眼は非常にセクシー。

学校でいうところの、後輩たちにジュースを買ってあげたり、相談によくのったり、

誰かが旅行をする時、ひとりでさみしいなあ、と思った時、あ、彼女どうだろう、

と、いつも誘われるタイプ。

  ――虹彩に封印する、まつ毛の奥は困難な境界、
   彼女を知る・・知ると――人に優しくなれます・・・

 ・・・君はこんな僕に優しくしてくれるなんて、すごくよい人だね!と・・自然と言うと・・・

 ――彼女は照れる・・ジンとイタリアンベルモットのカクテルみたいに、

 そして僕は暗闇の中で、鍵を廻そうとしてる・・胡弓のやうに・・・・・・鳴っている、

 そして・・そして――しきりに遠くへと、手をさしのべる・・・

  無限に深い力に、心はだんだん広がって行って、

  まだ見たことも聞いたこともない苦しみや涙のために、

  キスしたい――抱き締め・・たい・・・と思えてくる・・・・


「ねえ、あの強い風に砂は巻き上げられ・・僕は俯いているよ――

でも瞳の中には水がある・・僕の火を吹き消すような――愛の偽りと、その正しさの中で、

僕はこの人生を生きてる・・愛の光を灯そうと、色んなことを考えながら・・・

君を見てる――君だけを見てる・・」


誰かがとても輝いて見えるのは、その瞬間、自分が才能に嫉妬しているからだ。

誰だって同じなのに、目標や夢に挫折したり、仮にうまくいってもうだつが上がらないのに

思い通りにならない、君はいつだって、自分の卑しさを抱きしめる。

時代とか年代とか、場合によっては愛とかで塗り重ねて世界を真っ黒にする。

でもきれいごとを言えってことじゃない、自分を美化修飾した発言の数々、

――本当のあなたが見つからない・・


 *


風が生まれる

気まぐれな風が生まれる


風は吹き止まない

決して吹き止まない


 *


押入れの埃の底から出て来た

、マスク・・「あれっ! これ、昔、俺がつけてた仮面だ」

、マスク――(そういや、近頃の傾向・・)

  目を瞑ると・・だれかの鼓動、クラシックコンサート

  ・・・しかめっ面で暑い、オペラ・・机の隅や、天井の端、

  いつかそのダンボールの影から。ジャズやロックやR&B・・


元気のいい声で「そうら降つて来た」と言ってた――笑ってた・・

プロペラーの回転を落した空中滑走・・

色が乱れた、ジャンヌ・ダルク、マリー・アントワネット、ナポレオン

ベンチの前にクリーンレインコートが座り、

「黄な衣服を着た者の話す声・・」

(いつか彼のことを、イエローモンキーと言い、

違う黄色人種だと言い――免れ難い苦悩、鸚鵡のように繰り返し、

雀のように朝現れ・・カナリアやナイチンゲール気取った・・・)

いま目の前をクリーンウィンドブレーカーが歩く

クリーンショートパンツ(に、)

クリーンワンピース(も、)


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