カテゴリ:カテゴリ未分類
骨盤が内臓を載せる器であるみたいに、 あるいは手の力を抜くと自然と卵一つぐらいの空間が出来るみたいに。 ウェア・ドーズ・ヒューマニティー・ゴー 人類は何処へ向かうの。 君が夜明けを明るい真夜中の中に見出す。 時間が経ってみる―――と、 『古壺のかけら』や『きれいな模様の陶器のかけら』―――。 すれ違うこと、 わからなくなること―――を、 頭に置き忘れて、 耳から聞こえなくなっ―――て。 君は子供。 子供の積木を撒き散らしたように見えてくる、 この文明は、 心の地平の記憶のへりから落ちてゆく。 「汝の敵を愛せよ」「神の王国はあなたがたの中にある」と、 個性の顕現する霊性のヴェールの中で触れていても。 、、、、、、、、、、、、、 本当はそれだけじゃないはず―――。 「ねえ明日は、たぬきになるけどいいかい?」 「四つん這いになって森を駆け回っちゃうけど、いいかい?」 (世界平和って何だい) (人種差別、髪の色、瞳の色、肌の色―――) (たとえば、A V出演した女性すべて幸福になってほしいと希うこと) (僕等の心がもっと優しくなってゆくこと・・) ―――蝉を食べに沖縄へゆくんだ! 長い時間をかけて、 欠けていっ―――た、 崩れ、 そして枯れていっ―――た。 (気まぐれな戦争から解放されてはじめて向日葵が見える、) (長い夜の湾曲線に、陣痛にあえぐ鯨を見つける、) 無垢の生命の生きた森に、 雨が、火が、見知らぬ世界を擁した黒い時代が、 ―――毒を含んだ棘のように思えても。 でも、考えている―――色んな人のこと、を。 本当にたくさんの人・・・。 (被差別地域で聞いた有り得ない種類の文章にできない類の話) (冷却シートを頭に貼り付けながら雨の中を自転車で走る謎の女の子) (雨の中で路上をバイクで押していたら、 荷台にのっけてくれた水道関係のおじさん。) 僕にシャーロック・ホームズみたいな観察力と推理力があったなら、 解き明かしてみせられるのかも知れない。 、、、、、、、、、、、、 銃の恐怖やドラッグの誘惑。 ねえ、絶望と同じぐらい強い希望があることはわかるよ。 娯楽と同じぐらい唾棄すべき知識があることも。 僕が君に伝えられるなんてことは絶対にないよ。 そう思った。 本当にそう思ったんだ。 だからこそ、そういう奇跡を信じていられる自分に気付いた。 複雑なことも単純になっていく、 頭の良し悪しなんてさして重要じゃない、 重要なのはいつだって精妙な人の心の方だ。 、、、、、、、、、、、 鼻からスパゲッティーさ。 ウェア・ドーズ・ヒューマニティー・ゴー 人類は何処へ向かうの。 『あの時』が投げ出され、 『あの時』が尽きるところで、 いっせいにゆらゆらと揺れる、 麦の重たげな穂のようなリズム。 コーダ ―――全弦合奏。 (月が、濡れた魚の眼をして、) (奇跡的に残った硝子の破片を照らしてみせる、) この気持ちが続くように、一対のものがある。 (風が届かない岩に何を語れるだろう?) ―――世界平和ってザイール川の川下りをするようなものかな。 ―――アスパラガスを食べて小便が臭うようなものかも知れない。 もっと果てしない完璧や完全のイメージ・・・。 くっきりと浮かび上がるために、 時の作用や時代の表情や誘惑のまどろみ。 ―――視力さえも、いらない。 僕は忘れない、 泣いたり笑ったりした日々、 大地の奥にある運命線の条理、 静脈の浮き出たような道の上に立って歩いてゆく。 常夜灯は凸レンズのように透いて赤みを帯びて、 足音のないきらびやかな踊りを―――する、 意に反して、形もなく、名もなく、 そして、どの方向を見ても真珠母の色のなか―――。 ―――愛を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年07月14日 13時56分37秒
|