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サンキュータツオの「世界一初恋愛2」
  ~恋敵論 「優」と「杏」の違いについて~


「ちょっとほだされかかったけど、
 やっぱりこれは恋じゃない
 たぶん きっと 絶対ちがうー!」



今回の第7話の最後、小野寺律が言ったセリフである。
このセリフがあって、なんか空とかにパンして1話終わり、みたいな。
オチ的なセリフなのである。

何度でも言うけど、
こういう

「それまでの蓄積なかったことにする理論」

でこの作品は続いているのである。

今回は、
小日向杏という律の許婚を、律自身の口からどう断ち切るかというところがメインで、
要するに政宗と律の恋を盛り上げる、気持ちを確認させるための踏み台なのだが。

まず、そんな幼馴染と、ばったりと会ってしまう奇跡がある。
律は会社の新年会。
杏は友だちの結婚式。
場所はおなじ帝都ホテル。

しかし、律はあらかじめ、帰りは遅れないと連絡していたにもかかわらずこの杏ちゃん、
ずっと待ち続けるのである。
ちょっと聞き分けの悪い娘なのである。

そして、律が仕事をしていると唐突に現れ、
話しかけてくる。
しかも言ったセリフが、

「いままで、いろんな男の子と付き合ってきたけど、やっぱり律ちゃんじゃなきゃイヤなの」

である。
これさ、

「いままでいろんな男の子と付き合ってきたけど」って前置きいるだろうか?

これわざわざ言う!?

たしかに、
いろんな人と関係をもち、フラットに比較した結果、一番がわかった、
というのはデータとしては信頼性の高いデータであろう。
しかし、ここで「たくさんデータとった」という意味はあるだろうか?

この杏ちゃん、
意外に一途だと思っていたのだが、けっこうそういう付き合い方していたのかと思うと、なんかとたんにさめてしまった。
せっかく二人の愛を盛り上げるためのかませ犬としての登場なのならば、
もっと魅力的に描いても良さそうなものであるが、
ストーカー体質というか、
ワガママというか、
あまりいい面を発揮できないまま律にふられてしまった。

この杏ちゃん登場によって、律がどのように変化したかというと、

もしかしたら中学のときからずっと政宗のことをひきずっていて、いまもそうかもしれない

ということを気づかせたくらいである。

しかし、最初に紹介したセリフによって、それすら

たぶんきっと絶対ちがう

と、口ではだけど、言わせてしまったので、
彼女のもたらしたものは、2話ぶんの時間だけだったのである。


これもったいないと思うんだよなあ。
もっと魅力的に描くか、あるいは、ストーカー化させて政宗と律の共通の敵にすることで政宗と律が仲良くなってしまうとか、もう少し存在感が欲しかったりもしたのだが。

とここまで考えて、私の脳に電流が走ったのである!

もしかしたら、ここで、

「この女の子、かわいそう!」
と思わせてもいけないのかもしれない!



この、「魅力のない恋敵」は、BL作品においては、女性でしか描かれないのかもしれない。
女性が感情移入しちゃいそうな女性は描かない。
だけれども、それは女性でなければならない。
つまり、「ダメだこいつ」と思われる女性しか、登場させていないのではないか?


そんなことを考えた次第である。

この人なら、フラれても仕方がない、というギリギリのライン。
なので、状況的にも、昔すきだったとかそういうのではなく、主人公にとってはあくまで家が決めた結婚であり、しかもそれは前に断っていながら、なぜかいまでも残っている話、
という、「迷惑な話」ではなくてはならない。

「こんな魅力的な人を蹴ってでも選んだ、この人」ではなく、
あくまで、
「二人の気持ちの確認作業」
の一貫として、女性キャラというアイテムを使用したに過ぎない。

前者の場合はどこかで見た覚えがあるだろう、そう、千秋にとっての「優」という存在である。

これが、

千秋の場合の「優」の存在=恋敵(男)

 と、

律の場合の「杏」の存在=恋敵(女)

のちがいである。

優は、男性であるにもかかわらず、「こいつかわいそう!」と思わせる人物造詣がされているし、「まだまだしつこそう」という話にいつでも入ってこられるブルペンピッチャーとしての役割が与えられている。

もし、今後「杏」が、「優」のような描き方をされるのであれば、
それは、杏が魅力的に描かれたことを意味し、同時に「杏よりも好きな政宗」を演出するという意図がでてくるからだろうと思うのである。

しかし、まだ政宗と律は、物語上「付き合っていない」ことになっているので、
そういうのは二人が付き合ってからだろう。


我々は、中村春菊先生の手のひらの上で、はしゃぎ倒しているだけなのである。






最終更新日  2011.11.24 17:01:51
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