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【サンキュータツオのそういえばですけど】 11.12.07号

サンキュータツオの「世界一初恋愛2」
  ~雪名皇プロファイリングと、あの女性編集者~


サンキュータツオだポポー!
いやもう、アップ遅くなりましてごめんなさいごめんなさい。
毎度のことながらごめんなさい。

さあ、
やってまいりました、一週間のご腐沙汰でございます、
サンキュータツオの
世界一初恋愛2!

(せかいいちはつこいあい2)


「雪名皇、21歳、北海道札幌市出身、
東都芸術大学絵画科油絵専攻3年、
家族は両親と兄ひとり、身長は186センチ、体重、たぶん66キロくらい、
足のサイズ、27.5、血液型A型、誕生日9月6日、乙女座、
好きな食べ物、なんでも好き、嫌いな食べ物、とくになし、
長所、前向き、楽天的なところ、短所、実はけっこうしつこい、
趣味、絵を描くこと、読書、展覧会めぐり、
好きな画家、クリムト、フェルメール、
サージェント、ハンマースホイ、ウォーターハウス、
それから、
…好きな人、木佐翔太。」


キターーーーー!!
フリの長いオチ!

すべてが最後のセリフのためだけのマエフリ!!

今週はユッキーナのこのセリフに尽きる!

先週もお話しましたが、
順風満帆にみえたこのカップルにも、
不安要素がないわけではなかった。
美しくて女性からの人気もあるユッキーナ。
男と遊びすぎて、顔がよきゃなんでもいいという木佐。
相思相愛で結ばれたとしても、
まだ二人の「絆」は、
「情報の欠如」という不安要素で、もろくも崩れそうになる。

たまたま女性と二人でいた雪名を見つけてしまった木佐は、
一方的に自暴自棄になり、
フラれる前に別れる、
傷つきたくないから別れる、
という完全自己完結型の別れを断行する。

しかしユッキーナはあきらめず、
ほかの男にふらふら言ってしまう木佐を、
ギリギリのところで守り通すのである!

そのとき、ぐらつく、不安で不安でたまらない木佐に、
雪名のことを知らなすぎて絶望する木佐に、
雪名は先述のセリフを言ったのである。

雪名よく言ったああああああ!!

というか、待ってた。うん。
きっとこれくらいのオチはあるんだろうなって、
むしろ期待してたフシあるよ!
前編からのタメがあったからね!

むしろ、幸せからのスタート
→不安要素 勃発
→不安要素 爆発
→万事解決


というシナリオだけに、最後のセリフはよほどなのだろうと、
期待しておった!

あまりにすごすぎてワロタ!!
ユッキーナは芸人かとオモタわい!
フルーツポンチあたりがネタでやりそうだわい。

「もう木佐さんに関しては、我慢しないことにしました!
 だって、木佐さんが好きだから」


くゎーわーいー!!
なにこいつ、カッコいいうえに、かわいいのかよ!
びびったZE!

満面の笑顔でこれ言えちゃうキャラって、
おい、まびしすぎるぜ目がつぶれるぜ!

というわけで、
木佐のウジウジっぷりと雪名の爽やか一直線ぶりが炸裂した回でございました。

自分がビッチだという自覚のある木佐は、
「減るもんじゃなし」という言葉で自らも納得させるが、
そうじゃない、減るんですよ体は!(タツオ、体を語る!)
こんなの男も女もそうじゃないですか!
それをだれよりも知っているからこそ、
木佐の心は、硬く、冷たくなっていったのである。
傷つきたくないから、傷つくまえに逃げる。これが木佐の生き方だった。

そんな木佐の凍てつく心を溶かしたのは、雪名の情熱にほかならない。
こういうカップルは、何度でも試練を味合わせるべき!
なぜって、どんどん氷が溶けていく感じが、おもしろいから!

▼雪名皇プロファイリング!

さて、今回の雪名のキュン死(私は、これをキュンジニに読んでいる。キュンシと読むのには違和感ありまくり。なのですみません、この場合はキュンジニです)セリフから読み取れる情報がけっこう多かったのでメモっておきたい。

まず、雪名は油絵をやっている。
油絵は、時間のかかる作業である。根気が必要である。
この点、けっこうしつこい性格が油絵を選ばせたし、木佐を諦めなかったことに繋がっているので、納得した。

「身長186センチ、体重、たぶん66キロくらい」
というセリフから、体重を頻繁に量っていない(というか気にしていない!)男らしさを感じさせた。

まー木佐との身長差の見事だったこと!!
やっぱ身長差大事ですよ、うん。
身長の差は、強さの差!

二人の抱きしめあうシーンは最高でしたなあ。
どうでもいいけど、細いよね。宮野真守さんくらい細くてデカイよね。

「好きな食べ物、なんでも好き。嫌いな食べ物、とくになし」
じゃあわざわざ言わなくていーじゃん!!
と一瞬思ってしまうこのセリフ。

実は、最後の「好きな人」というフレーズを必然にするために、「好きな」シリーズは最低2つは必要である。これはお笑いにルールと一緒で、三段オチになっている!
「好きな食べ物」「好きな画家」「好きな人」と繋がっていくので、突然「好きな人」というよりは、こういった自然な「好きな」シリーズのトップにこれをもってきたという、
「おいおい雪名、このセリフ用意してたんじゃないの?」
と思わせる部分である。
実は、「こんなことを言おうかな」くらいは事前に考えていてくれたら、そっちのほうが個人的には萌える。

なお、このなんでも好き、嫌いなものなし、という姿勢は、
ワガママを言わず、聞き分けがよく、木佐が「わかりました、仕方ないですね」でキレた、「オレのことなんかどうでもいいのかよ」と思わせる要因にも繋がっている。
この「こだわりのなさ」が、木佐を不安にさせた第一歩だったのだ。
よくできている!!

「好きな画家、クリムト、フェルメール、サージェント、ハンマースホイ、ウォーターハウス」

なんと好きな画家が雪名らしい!!
リアリズムの究極の画家から、印象派の画家。透明感や光のあたたかさを重視する画家のことが大好きなのであろう。
このことは、彼の性格とも関連がある。また、芸術性が高い一方、現実的でもある。
現実的ということは、本質的ともいえる。
木佐の仕事に理解があり、「仕方ない」と思える現実主義者的な面。
自分の年齢とこの先のことを考えて、現実逃避しようとする木佐を、現実に引き戻す、
しかしその現実は、どのウソよりも素晴らしい世界、
後ろめたさや不安のない、同性愛の世界へと軽々とトリップさせてくれたのも雪名なのである。
このキャラ設定、すごすぎるYO!

というわけで、プロファイルというよりは、ああああ、いままでの行動、この自己紹介聞いて、すんげー納得いったわ!という、また別の感動があったので、ここに書いておいてみた。


▼丸川書店の女性編集者について

今回の話数、最後のユッキーナと木佐のやりとりの印象が強いが、
個人的にものすごくうなったのが、Aパート、
木佐が、おなじ丸川書店の女性編集者とエレベーターで一緒になり、
結婚を報告するくだりであった。
声の低い女性で、男勝りな性格をきっちり表現していたあたり、
やはりこのアニメは傑作だなあと思いを強くしたのであるが。

内面の表現が現代的で秀逸だった。
この女性編集者は、丸川書店のなかでもそうとうな出来る社員らしく、ヒット作をたくさん出している人らしい。スーツが非常によく似合う女性で、男としてグッときたのだが、
この女性が、結婚に踏み切った理由を木佐に独白する。

なんで結婚するの? 相手ってどんな人? という問いに、

「自分からなにもなくなっても、ちゃんと待っててくれる人」

という名言。

「ヒット作より結婚相手のほうが、人生保証してくれるからねえ」

キャリアウーマンでさえ、保証が欲しい。それくらい不安になる。
そんなとき、最後の保証は、仕事ではなく、お金も少々必要だが、やはり配偶者という結論に、この人は至ったのだ。

このシーンの素晴らしいところは、強い女性が、自分の弱さを認め、その弱さを受け止めた部分をさらす「強さ」をやっぱり持っていたことだ。

少女漫画やBLには、このような現代的な心理描写がけっこうあるので好き。
単にお話だけ、印象的なシーンだけを羅列しているのではない、こういう部分が中村春菊先生のすごいところだと思うのである。

この女性編集者になぜ木佐が惚れないのかは別として(笑)、
彼女の「不安」は木佐にも伝播し、

「これ以上深入りしたら、危険だ。期待したらしただけ、自分が傷つく」
と、臆病になっている自分に気づかせる。
そして、
「30年も生きてきて、恋の仕方もわからない」
と、弱さに気づかせるのである。

しかし、木佐にはだからといって、現実と向き合う力がなく、また軽い関係の男と寝ようとする。これが現実逃避だったのだ。

現実は重い。

「お前はモテるから
 これから先、必ずオレ以外に、いい人が出てくるから」
「取り残される自分が怖い」
「雪名が好きすぎて、怖い」


とにかく、木佐は「失うことの恐怖」の前に立ちすくんでいるのである!!

みなさん、お心当たりございませんか?

しかも相手はイケメン、さらに若い。
自分は30になって、もうやり直しが利かない年であり、深手を負ったら立ち直れない年になる。
そんな、
「思い過ごしだろう」
と思われそうな「不安」を、非常にリアルに感じさせるために、Aパートのエレベーターのシーンがあった。
だからこそ、木佐は自分勝手だなあと、断罪できない部分が残る。

そういう意味で、今回登場した、丸川書店の女性編集者は、助演女優賞をあげたい!


▼おまけ 雪名が女と映画を観にいってたことについて

そうはいってもダメでしょ!
女性と、しかも同級生の女性と二人きりで映画を観にいっちゃ!
ちょっと向こうが前のめりだし!

「すっきり誤解を解くターン」だと思ったのに、
あたしゃ「それはお前悪いだろう」と思った。のは、私だけだろうか?
ちょっとワロタ!


ちーわけで、命削って書くのも疲弊してきましたが、
いまのオレの活力は、『世界一初恋』なので、
ちまちま書いてみたポポ!!



01

宙出版『このBLがやばい!2012年腐女子版』
買うべし!!

「各界のBL通にお聞きしました!
 あなたのBL BEST5」
に寄稿した!!

生きてて良かった!



今週末、「アニメ会のヲタめし!」の収録に参加予定ですので、
「BL Gメン委員会」へのお便り、捜査報告、
またはタツオへの文句、励まし、メールください。
wotameshi☆gmail.com(☆=@)
までです。






最終更新日  2011.12.09 14:09:55
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