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カテゴリ:金曜…国井咲也
bebbop.jpg
なんどみても、
何年経っても、
色あせませんなぁ。

これはなぜなのか、と思ったのだけど、
『カウボーイビバップ』という作品は、
「説明する」ということは
ユーザへのサービスだという
ベクトルになっていないからなのかもしれない。

もちろんこれは、国井の嗜好による。
だから正しい、そうでないものは
良くない、という話ではないので注意されたい。

物語としての主軸となる
主人公(スパイク)の
過去や立ち位置が「言葉」で
説明させることがきわめて少ない。
フラツシュバックの形でのうんと短い映像が
たまにあらわれるだけで、観客は
「どうも、この男には人には言えぬ(癒えぬ、かな?)
 過去があるらしい」と感じる程度だ。
だからだろう。言葉で説明されて
「ああ、そうなんだ」と
相づちをうって終わり、というふうにならない。

先に男の過去を「垣間みている」から、
彼の「夢なら、独りでみな」
「気にくわねぇんだよ。
 …気にくわねぇんだ」(二回いうのだ!)
という台詞のひとつひとつにも、
その場(シーン)での整合性を
確認するだけの意味以上に、
どうしてこの男はこんなことをいうのだろうと
考える。つまりは、
「彼の事を考える」という事になる。

状況に応じた「お約束」を「消化」してゆく
ことで満足感を得る作品デザインではない。

もちろん、『ビバップ』でも
「お約束」の「消化」を否定している訳ではない。
むしろこれにも「お約束」の構造が
はっきりとみてとれる。
ただ、新しかったのは、そのお約束といいうのが
少なくとも「アニメ」では
見られなかったものだからだ。

これだけ作品数が膨大にある現在でも
なかなかないですよ、
ビリヤードをやって、負かした相手に
「一言の言葉もなく、
グラスをかかげるだけの挨拶」なんて。

映像とキャラクタ(俳優)による芝居だけで
「説明」している。
ここがすごい。ここがすばらしい。

これでクリスマスも正月も退屈知らずですよ。

年齢を重ねたからなのか、
国井が最近みかえしてみて、
今まで以上に「ぐっと」きた話数は
24話。ハードラック・ウーマン。
「男でも女でもないギリギリの年齢」的なキャラである
エドの行動が「過去に縛られている」大人組と
対比になっていて、実に深い。
後ろにかかる曲もチョーかっけー!!

みてない人は、
この機会にみてみて。
『COWBOY BEBOP』。
ああ、せっかくだから
いい声でこう宣伝しなければ。

「これをみてないなんて、モグリだぜ」





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最終更新日  2012.12.29 00:22:55


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