【サンキュータツオの腐男塾! ~日向カワユス! 男はみんなツンデレ~】 2013.11.27号
【サンキュータツオの腐男塾!】 2013.11.27号サンキュータツオの バスケ経験者が見る『黒子のバスケ』観戦記 ~日向カワユス! 男はみんなツンデレ~ 日向かわいいよ日向!もう今週の木日の過去回についてでございますけれども。今週だけは、みなさんそれぞれの萌えキャラのことは忘れて、今週の中心人物、日向くんのことだけ考えて、萌えてみましょう。(かくいう私も、大々的に萌えると、緑間くんに対して「すまん!」って思っちゃうのだ)日向がことごとく「ツンデレ受けキャラ」トラップを踏みまくっていたので、報告したいと思います。・口ぐせが「ひとつだけ言っておく」とか大げさなマエフリ・素直じゃないうえに「あー、そのー、なんだ」と前置きする・「ちょっとだけ、感謝、しなくもなくも……」と、デレるとき小声になる・ことごとく挑発に乗る浅はかさ すべてが完璧!!(ツンデレ4教科全学年トップの成績!最近、火神くんが猛追しているが)かわいいとしか言いようがない!弱弱しいものが強がるところはかわいいし、また強がっているうちに徐々に強くなっていく過程が、また!なんつーか、もう萌えるのですよ!まず、口ぐせ「ひとつだけ言っておく」に関してですが、かの『純情ロマンチカ』の宇佐美テンテー、そして『世界一初恋』の政宗、などなど、最強の「攻めキャラ」たちが多用する「口説くぜ?」記号であることもたしかです。ただ、彼らは期待を裏切ることはしません。相手を喜ばすために、相手の想像を大きく上回って、「好きだ」大喜利をしてくれるわけですが、日向くん、どうでしたでしょうか?「ひとつだけ言っておく! オレはお前が大キライだ!」告白ですねはい。まず、「キライ」じゃなくて「大キライ」という「大」をつけちゃう幼児性。「ひとつだけ言っておく」とか、ハードル自分であげちゃうような「いまから大事なこと言うからちゃんと聞いてね」っていう注意喚起しちゃう自意識の高さの中二病感。というか、そもそも「好きとかキライとか聞いてねーよ!」っていう状態での「大キライだ」という空気の読めなさ。もう母性発動。オレ自分から母乳でるかと思った!かわいすごるぞ日向!緑間のかわいさとはまた別というか、日向のかわいさは「子どものかわいさ」と一緒です。少年なのです。すべて。やべえ、ショタ萌えまであと一歩なのかも、怖い!挑発乗っちゃうチョロいところとか。「感謝、しなくも、なくも、(ごにょごにょ)」なんかは、「ちょっとだけ好きなのかもしれなくもないかもしれないのかもしれない」的な、ツンデレの「デレ認定」ワードのなにものでもない。わかりやすすぎる「大好き」光線を出してしまっている。なんつーか、日向に萌える予定なんかなかったのに、やっぱ萌えてしまって大変悔しいです!日向好きっす!ダイエット中に、絶対ラーメン食べないぞってときに、寒くなって、ラーメンしかないし、って思って食べたら、激ウマ!みたいな。だって今週、主人公全然出てきてないぞ!もう、だから「過去」って妄想を駆り立てる「奥行」になるからキライ、キライ、大っキライ!(=大好物です、と言っています、念のため)。最後の最後に、「オレが(日本一を)信じてやるから、ついてこい!ドアホ」逆プロポーズかよ!!度胆を抜かれましたね。見る人によっては、30分に満たないこの回でいわゆるリバーシブルな状態を楽しめましょう。またある人にとっては、ヘタレ攻め、あるいは最後まで「強がる受け」と感じる方もいるかと思います。ただ、これだけは事実です。今週の日向は、だれがどう見たってかわいかった!(悔しいけど、あの頃の広末はやっぱタイプじゃないけど、同性としてもかわいかったよ、やっぱ、みたいなノリで)というわけで、『スラムダンク』でいう小暮、赤木の過去回に相当する、「黎明期」のお話、萌えないわけがありませんね。ただ、思ったんですよね。むしろずっと男相手にデレデレしてるだけの男なんて、気持ち悪いって。(カップルとして成立しているなら話は別)男って基本、みんなこういう感情表現になるよ!ツンデレだよ!ただ日向は、度が過ぎるし、基本バカだから表に出ちゃってるだけ!わかりやすすぎるツンデレになっちゃってますから!男はみんな、ツンデレなのです。一応、「バスケ経験者が語る」という、腐を一瞬だけ隠そうとした、自分でつけた浅はかなサブタイにひっぱられて、NBAと黒バスをつなげる作業も。(12/7についてWOWOW本放送のNBA中継に、谷山紀章さん登場! やったー!!)来週たっぷり霧崎第一出てくるので、今回は花宮くん的な、とまではいかないけれど、気持ちがプレーに出ちゃって、ラフプレーになっちゃう人をご紹介!現チャンピオンチーム「マイアミ・ヒート」のウェイド。才能ありあまる人ですが、やっぱ熱くなるとこうなるのか、冷静でこうしているのか、花宮くん的な怪物性は感じられるんです。年間MVPも獲ったことのある、大スターです。編集のされ方みるだけでも、愛されているなーと思います。短い映像なのでどうぞー。