あくまで木にこだわります
逍遙館は木をふんだんに使用したいと考えています。染谷先生の設計に強くひかれたのも先生の木の使い方が素晴らしかったからです。 打ち合わせの当初、その旨を伝えたところ「建設地が準防火エリアなので、隣接する部分には木は使えないのです」と即答されてしまいました。 木が使えない・・・。 小さいながらも庭があり、そこにはシンボルツリーを植えたいという夢がありました。周りを木の柵で囲み、ツタが絡まるイメージがふくらんでいたのです。そこにはもちろん木を使った建物を想像していました。正直、ショックでした。 しかし、法令の壁は染谷先生のデザインで乗り越えることとなりました。庭を囲むL字型の部分は隣の建物には接していないので、木を使うことが出来るのです。 エリアに違和感なく溶け込む道路に面した外壁、エントランスのレンガの小道を入ると現れる小さな中庭。そして、建物の各階には木製の手すりや扉が現れるのです。この扉も木製でありながら防火扉になっています。 住人の方が毎日使う中央階段もステップに木を貼ります。年月を重ねて、磨り減っていくのが、また魅力的だと思いませんか? 前にも書きましたが、各部屋の床は約3cmの厚みのある北海道産のパイン材を使用します。無垢のフローリングは断熱性や調湿性に優れています。腰壁を張る部屋もあります。二重窓は、内側を全部屋木製サッシにします。 都会にいながら、温かな木のぬくもりを感じる暮らしを想像してみてください。 大切に使ってほしいからこそ良質の素材を選びます|逍遙館オーナー| ←クリックお願いします!