2024年08月の記事一覧 | 札幌の賃貸【逍遙館】の軌跡

西屯田通りにJiminy's Coffee & Milkがオープンしました！

逍遥館の近くにある西屯田通りという商店街。「はたして商店街と呼んでいいのか？」というほど開いている店舗が少なくなってしまった通りですが、わたしが移り住んだ1999年の西屯田通りはもう少し賑わっていたように思います。とは言ってもその頃のわたしは仕事も忙しく商店街をぶらぶら歩くということもないまま時は流れ、気が付いた時にはいまの閑散とした通りになっていました。通りを歩行者天国にして開催した夏祭り・・・。こんなに住んでいる人がいるのかと驚くほど大盛況だったけど、それもいつの間にかやらなくなっていましたね。昔ながらの床屋さんや大好きな喫茶店「ばるびぞん」、ラーメン店「てつや」の本店、常にお客さんがいる「しげぱん」などもあり、完全なるシャッター街ではありません。それでも新しいお店ができることは稀も稀。そんな通りに8月1日「Jiminy's Coffee & Milk」がオープンしました！もともとは東京根津駅近く不忍通りで営業されていたそうですが今回はマスターの故郷札幌での再スタートとのことです。逍遥館の看板犬まりもちゃんとの朝んぽのとき、「あれ？サンドイッチのお店・・・変わった？」と足が止まったら・・・かわいいジャックラッセルテリアがお店から覗いているではありませんか！まりもも挨拶したくてたまりません。「今日はお金持ってこなかったからダメだよ」と言い聞かせ、次の日いそいそと出向いてみました。朝8時から開いているのはこの辺りではとても珍しいですね。まりもに大興奮の看板犬ジミニーくんともようやくご挨拶ができました！今朝はコーヒーを煎れてもらう時間がなくてオススメの特濃牛乳を買うことにしました。函館の山川牧場の低温殺菌ノンホモ牛乳です。より生乳に近い風味が楽しめる牛乳とのことで、ボトルの上に濃い脂肪が浮いているので飲む前によく振ると良いそうです。8時から11時のモーニング時間は販売しているパンをひとつサービスしてくれます。そしてそして、土曜日の午後再び入店！時間に余裕があるときにマスターの話を聴いてからコーヒーを買いたかったわたし。いよいよコーヒーを買いますよ～いつも飲んでいるのは東ティモールで好みはハイローストと説明して選んでいただいた三種類。無農薬栽培ペルーG1イルガチェフェG1/イディドアナエロビック/ハニープロセスこれは飲み比べるしかありません。「全部ください！」ペーパー用に挽いてもらい急いで帰宅、早速ペルーG1から飲んでみました。なるほどとてもやさしい味でわたしの好みに近いと思いました。次にいただいたイルガチェフェG1はもっと好みの味ですが、ペルーより若干酸味があります。それにしても少しの会話で選んでいただいたというのに外れがありません。残るはアナエロビック。記載に華やかな香り、クリーンカップが持ち味とのこと。口に含んだ際にそのコーヒーの美味しさを邪魔するものがない、風味に欠点がないことを意味します。さて、どれが一番好みに合うのか最後のアナエロビックを飲んでから、またマスターと話しをしに行きましょう。近所にすてきなスペシャリティコーヒーのテイクアウト専門店が出来てとても嬉しいです。コーヒー好きのみなさん！ぜひJiminy's Coffee & Milkに足を運んでくださいね。｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキング

もじゃ好きって結構いますよね

わたしはもじゃが好きです。もじゃに憧れていると言ってもいいかも。インスタグラムに時々もじゃ写真をあげると「わたしももじゃが好きです！」という方がいらっしゃるので、もじゃに惹かれる方は意外と多いのかも知れません。この「もじゃ」とは外壁を蔦が覆う様をいいます。逍遥館も建物に向かって左側のもじゃ化を計画して数年が経ちました。くすんだ緑の壁と夏蔦の濃い緑のコントラストが美しいのではないかと思うからです。全体をもじゃにするつもりはないので、この先は繁殖をコントロールする必要があるかも知れませんね。この季節散歩に出るともじゃが気になって仕方がありません。店舗もじゃ、住宅もじゃに自然と目が行きます。ある意味管理されているもじゃはその方の趣味が反映されているので参考になったりします。逍遥館を建てる計画時に相談に伺った「赤坂慎一郎アトリエ」は、1階2階と飲食店が入っていてもじゃも育成中に見えます。思わず立ち止まって見入ってしまう建物です。近所の気になる古民家はどの季節に見に行ってもその姿にほれぼれとしてしまうのですが、今は完全なるもじゃとなっています。まるで森の中に佇み生息している気配をすべて消し去っているように見えます。緑の奥にちょこっとだけ見える窓のなんと素敵なこと！医大の看護学校生宿舎は、一見廃墟にも見えますがちゃんと利用されているみたいです。かなり古くて夜間は怖い感じがしますが、それもまたある種の趣き♡ここのもじゃはもう管理するのをやめているように見えますね。あと少しで建物を覆いつくす勢いです。逍遥館から20分ほど歩く圏内には廃墟も結構存在します。いま問題になっている戸建住宅の空き家です。一番近い空き家も、昨年と今年でもじゃ化がかなり進みました。ここを通るたびに背の高いやせ型だった優しい奥さんを思い出します。亡くなられてずいぶんと経ちますが、奥さんがこの状態を見たら悲しむなぁなどと思って見ちゃいます。このお家もこのお家もこのお家もどんな方が暮らしていたのかなぁ。廃墟のもじゃはとても美しく感じると同時に、そこに生きる人を失った後に自然繁殖しながら過去を包み隠していくようで怖いとも思うのでした。｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキング

室蘭ご贔屓カフェにお出掛け

約19年前に3か月ほど室蘭プリンスホテルに宿泊しながら仕事に行っていたことがあります。新規開店するお店の立上げ作業だったので半分はホテルに寝に帰るだけの生活でした。そのため室蘭を堪能することもなく過ごしたのですが、ホテルの近所に素敵な喫茶店を見つけました。レンガ造りで窓の形が半円形でなかなか見かけない瀟洒な佇まい、名前は【英国館】といいます。中に入ると重厚な雰囲気もあり、建設に費用がかかったことが伺えます。すっかり気に入ったわたしは仕事の合間にランチ利用したり、職場の帰りに珈琲を飲んだりしました。とは言っても3か月の間のことなので5.6回入った程度なのだと思います。それでも印象に残るお店でした。昨年「Mother」という日テレのドラマの再放送を見る機会がありました。放映されてから13年も経ったドラマです。そのドラマは室蘭が最初の舞台となっていました。懐かしい気持ちで見続けると、あの英国館が大切なシーンで登場したのです。天才子役と言われる前の芦田愛菜ちゃん（当時5歳くらい）が先生役の松雪泰子さんを見つけるシーンで、半円形の窓ガラスの向こうから喫茶店を覗き込むカットが映し出されました。もうそこからは画面に釘付けです。とても重たいストーリーで、特に室蘭では愛菜ちゃん演じる少女がひどい扱いを受けるシーンがたくさんあり涙なくしては見られませんでした。それでも少女が英国館でクリームソーダを飲むシーンは微笑ましい記憶になっています。今回室蘭に出かける機会があり、久しぶりに英国館を訪ねることができました。注文したのはもちろんクリームソーダです。ママさんがうっかりアイスクリームをひっくり返してしまい残念な形状になってしまいましたが、きれいなメロンソーダは飛び切り甘くてまたあのドラマの少女のけなげな姿を思い出させてくれました。撮影当時とテーブルの向きが変わってしまっていたので、愛菜ちゃんがのぞいた窓はわたしの背中側になってしまいました。そしてその翌日出かけたカフェは宮越屋の中で一番の景色を見せてくれる【宮越屋珈琲 MUTEKIROU】です。いつもカウンターに座って大きな窓から海を見るのが好きなのですが、今回は違う席に座ってみることにしました。とにかくガラス張りの店内は、どこに座っても海が見えます。白鳥大橋を眺める席が人気なのでしょうが、2日続けて白鳥大橋を臨むRVパークに泊ったので、反対側の席にしました。こちらはカウンター席とほぼ同じ景色を眺めることができます。主人と来るのは2回目。パンを注文したのは初めてです。チーズトーストとビーフサンドを半分ずついただきました。それにしてもここにソーダ水がないのがとても残念です。ユーミンの曲で「海を見ていた午後」にある「ソーダ水の中を貨物船が通る、小さな泡も恋の様に消えていった」という歌詞・・・。この店なら同じシーンを味わうことができるはず！という夢想が膨らむ素晴らしいお店なのです。室蘭を訪れた際には是非行ってみてください！｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキング

今年も行ったよ、潮まつりだ！どんどこざぶん

先週末、第58回おたる潮まつりが開催されました。昨年は半日休暇を取って金曜の午後からふれこみを撮りに向かいましたが、今年は土曜日のねりこみを見に小樽に出陣です！ねりこみの先頭で踊る【潮コンシェルジュ】を撮影することが大きな目的(⋈◍＞◡＜◍)。ミス小樽という名称から潮コンシェルジュになったことは昨年知って驚きつつも時代の流れを感じましたが、もう今年となればその名称に違和感はありません。さて今年はどんな方が選ばれたのでしょう。早く元気な踊りを見たいものです。少し遅れをとったので、ねりこみの先頭集団を追って坂を急ぎ足で下りました。たくさんのカメラマンが同じく潮コンシェルジュの踊りを狙って走り回っています。おばさんも負けてはいません(*^-^*)いたいた！！激写☆激写☆更に近距離で激写☆浴衣姿で長い距離、笑顔を絶やさず踊り続ける一生懸命な姿は、年々寂しくなる小樽の町に活気を呼び起こし、多くの人の笑顔を生み出します。踊りの列に続く町の重鎮の方々、小樽の町内の方々、学校単位で参加している子供たち、みんな暑い中、三波春夫の潮おんどの歌声にのって自慢の踊りを見せてくれます。札幌生まれで札幌育ちのわたしには、その町に暮らす人々みんなが踊りながら練り歩くといった祭りを経験したことがありません。札幌と言ったらよさこい祭りを想像するかも知れませんが、それは全然別物・・・。小樽の町には、夏の潮まつりと冬の雪あかりの路という、その町に暮らす人たち手作りの素敵なお祭りが存在します。海も山もあってほどよい大きさの小樽の町は、札幌にはない魅力がたくさん存在しているように思えます。踊りの列が運河を超えて観光駐車場に作られた舞台に向かって流れて行ったのを見送ってから、大好きな旧手宮線の線路に向かいました。お祭りに合わせて開催されている【がらす市】を見るためにです。線路沿いにがらす細工を売るお店が並んでします。ちりちりちりりんがらす風鈴のかわいい音色が聞こえています。ちりちりちりりんまだ8月が残っているというのに、もう夏が終わりに近づいているように感じます。さてまた通りに戻って後続の踊りを見に行きましょう。潮まつりだ！どんどこざぶん｜逍遙館俱楽部代表｜北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします！北海道ランキング