墓参りという名目で~春に二人で共和を目指す
春が近づくと友人と「そろそろ墓参りに行かないとね」という会話になります。誰の墓参りかというと9年前に51歳の若さで病死した二人の知人で、愛称は「姐さん」。三人の職場が同じだったころは会社の帰りによく遊んでいました。わたしと姐さんはコーヒーが好きだったので色々な喫茶店に出向いてはおしゃべりをしていましたし、友人はお酒を飲みに行ったあとに姐さんの家に泊りに行ってはそのまま出勤したりしていました。見た目は誰もが思うほど美人でしたが口が悪いのが玉に瑕。毎日1箱ほど煙草を吸っているのに肌がツルツルできれいでした。わたしが転勤し、その後逍遥館計画に没頭するようになってからはプツンと縁が切れたように会わなくなり、数年が経った頃に友人から「姐さん死んじゃった」と電話がきたときに「えっ、シンジャッタって・・・えっ」「さて、今年も共和に行きますか~」といつものように愛車にまりもちゃんを乗せて友人を拾ってから、まずは中山峠を目指します。まりもちゃんの足慣らしに、初めて下りた「小金湯さくらの森」こんな良いところが230号線沿いにあったのですね!まだ樹木は小振りでしたが桜が満開になったらさぞ素晴らしい眺めでしょう。次の立ち寄り先は「郷の駅ホッときもべつ」。ここでは必ずと言っていいほどソフ活となります。更に今日は外でイベントがあり、たこ焼きを買うことができました!なんだか墓参りに行くという感じではなくなっていますが、それもいつものこと。そのあとはまりもちゃんの遊び場でもある「喜茂別町民公園」でひとっ走り。二人と一匹で遊びながら「姐さん、きっとあんたらいつになったら来るのさって言ってるね」「姐さんあそこにはいないから」なんて好き勝手を言いながらすっかり小旅行気分になっています。車のなかでも姐さん話しに花が咲きます。たった一度三人で車を借りて小樽・余市に出かけたことがあります。わたしが持っている姐さんの写真はその日「スペースあっぷるよいち」で撮ったものだけ。写真嫌いでレンズを向けたら怒った顔をしていたっけ。昨年お休みにぶつかり入れなかった「交流促進センター雪秩父」泥温泉を楽しんだあとにようやく共和のお墓に到着。姐さんのために用意したのは大好きだった濃いめのコーヒー。出がけに時間をかけてドリップした濃いコーヒーをポットからお墓の周りの土の部分に注ぎます。「また二人で来ることができたよ」「元気にやっているからね」「あんたらいい加減にしなよ。どんだけ待たすのさ。」と大きな目をギョロギョロさせて怒られそう。姐さん、そう怒りなさんな。姐さんのおかげで墓参りという口実で今年もドライブ旅行を楽しませてもらいました。会えなくなって寂しいけどとりあえず二人とも頑張って生きるからね。夕暮れ時海を左に見ながら小樽に入ります。最後は大好きな「藪半」でお蕎麦を頂きました。「今年もいい墓参りになったね。」「お墓には10分くらいしかいなかったけどね。」「うん、そうだね。」姐さんにとって罰当たりな友ではありますが、来年また会いに行きます。|逍遙館俱楽部代表|北海道ブログランキングに参加しています。マークをポチッとお願いいたします!北海道ランキング