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カテゴリ:日々のだいじ
![]() 銀座ならともかく札幌の御幸通りと聞いてピンとくる人はすごい! どこにあるかというと西線電車通りの南1条西13丁目から南に向かい、西屯田通りにぶつかる南3条通りまでの250m・・・歩いて約4分足らずの通りを言います。 ![]() わたしがその通りに興味を持ったきっかけは「喫茶わらび」があったから。 高齢のご夫婦が営む小さな喫茶店は、いつもやわらかいオレンジの照明が灯っていてその明かりのごとく町の癒しでした。 逍遥館から西屯田通りに抜けて北にまっすぐ歩いていくとわらびが優しく迎え入れてくれたものです。 その貴重なお店も2020年に53年の幕を閉じましたが、やはりわたしの足は自然にあの忘れがたい通りに向かうのです。 そこには今、かの人気店「喫茶一粒の麦」があるから。 ![]() マスターと親しく言葉を交わすようになったのはお店に傘を忘れたことがきっかけでした。 一見強面で話しかけづらく感じるのはマスターが人見知りだからでしょうか? 忘れ物の傘のお知らせをしてくれたことにお礼をいい、自分が逍遥館アカウントでインスタグラムをフォローしていることをお話ししたところ、マスターは少し目を見開き「ブログ読んでいます」とびっくりするような言葉を言ってくれたのです。 マスターは自分のお店を出すにあたって、この場所について調べた際にわたしが書いた御幸通りのことを読んでくれたそうです。 ![]() そんな嬉しい出会いがあって、主人ともどもひと麦さんに足を運ぶようになりました。 ある日のことマスターが、「この御幸通り界隈で仲良くしているお店のオーナーさんたちと御幸通りを盛り上げるイベントをやれたらいいなぁと考え始めたんですよ」とお話しをしてくれました。 ![]() そのときはどんなイベントになるか、ほとんど空想のような話しでしたが、忙しい合間を縫って計画を練り上げ、協力者を増やし、夏にはイベント開催に向けてかなり本格的に動き始めたようでした。 ![]() その実行力はさることながら、お人柄なのでしょうかたくさんのお仲間に恵まれて、マスターの夢物語はとうとう現実となる日がやってきます。 その日は10月13日(祝・月)の11時から17時 ![]() 「喫茶わらび」の勝子ママから聞いた昔話し。 この界隈はいくつも喫茶店があり、市場も毎日賑わっていて、多くの人が闊歩する通りだったということ。 ずいぶん昔になりますがわらびの斜め向かいに廃業した木造の雑貨店が残っていた記憶があります。 わらびのある場所も昔は市場の一角でした。 御幸通りの名の由来は、大正11年当時摂政宮であった昭和天皇が西屯田通りを通って師範学校の視察のため行幸された通りだからです。 今となっては、公園と交番にその名を残すだけとなりました。 ![]() 町内会の火が消えようとしている令和の時代に、まさに前代未聞ともいえる町おこし! 知らざぁ言って聞かせやしょう! 「御幸通り、ここにあり、老いも若きも御幸通りにいざ参らん!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025年10月10日 16時46分43秒
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