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カテゴリ:日々のだいじ
![]() 小樽藪半 何もかたらずともその蕎麦の名店のことは多くの人の知るところ。 行列が絶えない繁盛店です。 ここは主人の大切なお店のひとつで、先代のご店主に大変良くしていただきました。 その繋がりのおかげでわたしもお仕事でお世話になりました。 いまでも感謝の気持ちでいっぱいです。 ![]() さて、このお店3つの歴史的な建物の寄せ集めだったということはご存じでしょうか? これを知っている方はかなりの藪半通です。 だったと過去形にしたのはそのひとつは出火によってすでに失われてしまったからです。 だから本当のことを言うと現在の店舗は歴史的な建物のふたつのミックスとなります。 ![]() もともと初代店主が購入したこの地には小樽で大変格式のある料理屋「割烹日の出」が建っていました。 その建物を有効的に再利用したというわけです。 そして横には小樽三大網元のひとつ祝津の白鳥家の別邸があったそうです。 実は藪半の奥に鎮座する見事な石蔵は、この白鳥家のものでした。 ![]() この石蔵が二つ目の歴史的建物になります。 では、三つめはというと・・・。 ![]() それは、初代店主が隠居されて二代目を継いだ先代店主のときのこと、先ほどの火災が起こり店舗のほとんどを失うという大惨事に見舞われました。 店主は大奮闘し現在の建物を作り上げたわけですが、その際に富岡町の回船問屋の豪邸「伍楽園・旧金澤友次郎邸」が解体されることを聞きつけ、保存が叶わないことを知り、内部部材だけでも残したいとの思いで所有者のご厚意を得て部材の移築再生が行われました。 藪半の建物には、明治の豪商金澤友次郎邸の二度と手に入らない部材が随所に使われているのです。 実は、金澤友次郎邸の和の部材は藪半に移されましたが、洋館はこの解体話を先代店主に相談したご友人がこれまた自費を投じて購入移築したという驚天動地なお話しがあるのです。 歴史的建物は簡単には残らないもの。 それが自分のものだとしても維持費と労力を考えて手放したり解体したりするのが現実です。 ではなぜこうして残って行くものがあるのでしょうか? 残すと言う高い高いハードルを越えるには「運」のような不確で魔法のようなものを感じてしまうのは私だけでしょうか? ![]() というわけで、一番のお気に入りである石蔵前の囲炉裏の横に座り、 ![]() 見事な建物に感嘆する友人の顔を眺めながら美味しい蕎麦をすすりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026年06月07日 13時16分17秒
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