小学生には特訓ゼミを (その2)
一斉クラスの小学生の特訓講座には算数演習の時間をとっている。(小5・小6生)今年度から小学生はゆとり教育がなくなり、特に算数と理科の内容がかなり増えることになる。内容が増えると、演習量もさらに増やさないといけない。小学生で算数が苦手などという話をよく聞くが、実際に指導してみると、演習量が足りていないという場合が多い。一斉クラスの授業では、全員が同じペースで勉強することになり、理解が十分な生徒もいれば、不十分な生徒もいる。この特訓ゼミでは、とにかく演習量を補ってもらう。理解が不十分な生徒には苦手な単元を自分のペースで繰り返し演習して定着を目指す。(もちろん、個々の生徒には僕が解説をしていく。)その単元をしっかりと理解できている生徒には、さらに難易度の高い問題を数多く解いてもらう。このように特訓ゼミでは周りのペースを気にせずに自分に合わせた内容で演習ができるようにしている。昨年度までの特訓ゼミではパズルの問題などもやっていたが、それをやめて算数演習の時間を一気に増やした。これで特訓ゼミはより厳しいものになった。パズルなどが好きな生徒は多かったので、悲しむ声が聞こえてきそうだ。(笑)だがゆとり教育がなくなり、算数の内容が増えたため、この形式の指導がベストであると判断した。算数の授業で先取りをし、特訓ゼミで徹底的に演習、できないところは個々にフォロー。個人的には、より丁寧な指導ができるようになってきたと思う。これからも変えるべきところは積極的に変える、やめるべきことは思い切ってやめる。従来の形にこだわらずに、良い指導方法を求めていきたい。