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もう今日は 9 月 19 日で、暑さ寒さも彼岸までというがこれから秋になるのかというくらいあつい。場所柄もあるのかもしれない。
ここは渋谷。明日は祝日ともあっていつもより人が多くいるような気がする。 今日はナンパを見学することとなった。僕は生まれてこのかた ナンパをしたこともなければ、自分が加わって見るのさえ初め てだ。僕の経験したことのないことを経験して引き出しを増や すということが目的である。渋谷といえばナンパの最高峰だ。 (と、田舎育ちの僕は勝手に思う。) 教えてくれるのはナンパ経験を豊富に持つ G 君だ。 午後 4 時 渋谷ハチ公前 人でごったがえしている。 待ち合わせをしている人がたくさんいる。 G君はあたりを見回して声をかける女の子を探している。 草原で獲物を狙う鷹のようだ。使い古された形容だけどね。 しばらくして G 君は最初のターゲットを決めた。 ハチ公近くのロータリーに座って人を待っている ような女の子 2 人組み。大学生くらいか。 G 君が声をかけた。 G 君: 「何してるの?」 女の子:「友達待ってる。」 (友達のように話しかける。) G 君: 「僕たち友達だよね。」(握手を求める。) 女の子: (握手する。) G 君: 「どこから来たの?」 女の子:「鹿児島。」 G 君: 「ほんとに? いつ帰るの。」 女の子:「明日。」 G 君: 「誰かに似てるって言われない? 誰だっけな?」 女の子:「ベッキーじゃない。よく言われる。」 G 君: 「そうベッキー。ハーフっぽいもんね。」 以下省略・・・。だめだった。 次の場所に向かう途中で。 G 君:「さっきの女の子、鹿児島から来てないな。明日かえる というのもウソ。」 僕: 「何でわかるの?」 G 君:「鹿児島出身かも知れないけど多分東京に住んでる。地 方から出てきたての人はもっと反応がいいよ。」 僕: 「なるほどね。」 渋谷スクランブル交差点にて。 G 君:「渋谷センター街は、ナンパなれしてる人が多いんだよ ね。でも行っちゃう。」 しばらくそこら辺を歩く。女子高生を見て。 G 君:「あーゆーふうに歩くのが遅いのは引っかかる。歩くの が早い人は行く場所が決まってるんだ。歩くのが遅い 人は特に行く場所も決まってない。だから声をかけれ ば、引っかかりやすい。」 僕: 「ふーむ。」 G 君:「あと、あんまりきれいな人、かわいい人は声をかけな れてるから、そういう人よりもちょっと下かなという 人を選んで声をかける。」 前を歩いている女の子二人組みがいる。一度追い越して。 G 君: 「うーむ。経験のためにいっとくか。」 G 君: 「すいません。ドンキホーテってどっちですか。」 女の子: 「どっち? あっちかな?」(指をさす。) G 君: 「あっち? どこから来たの東京?」 女の子: 「埼玉。」 G 君: 「あ、東京じゃないんだ。僕もそうなんだよ。じゃ友 達だね。これからどこ行くの?」 女の子: 「原宿?」 その後女の子たちについていきながらその後と会話を交わす。 しかしだめだった。 G君:「代々木公園行ってみましょうか。公園には暇な人が結構 いるんですよ。」 代々木公園入り口に二人組みの女の子が座っている。 G 君:「うーん。声かけてみるか。」 G 君: 「あれっ、どこかで会ったことない。」 女の子: 「ないよ。」 G 君: 「何してるの?」 女の子: 「ボーッとしてる。」 以下省略。 G君: 「あれはもう少し押せば引っかかるな。」 その後代々木公園内を見て回るが、声をかけられそうな女の子はいなかった。 また入り口に戻ってきた。先ほど声をかけた女の子たちがまだいる。 G君:「まだいるでしょ。でもここはあえて無視しまーす。」 公園通りを下っていく。 自販機の前で女の子一人がキャンペーンの案内をしていた。 G 君: 「よし、あの子に声をかける。」 G 君: 「あれ? どこかのコンパで会ったことない?」 女の子: 「えっ、私ほとんどコンパいったことないから、 会ったことないよ。」 G 君: 「これ何のキャンペーン?」 女の子: キャンペーンの説明をする 中略・・・ G 君: 「じゃあ買うか。財布出さないと。」 女の子:「ありがとうございます。」 G 君: 「あれ、携帯が出てきちゃった。電話番号は?」 女の子:「バイト中に番号教えるのだめなんです。」 G君: 「バイト中? じゃあ一瞬だけプライベートになってよ。」 女の子:「・・・ 090。」 そのときお客さんらしい人たちが何人かきた。 女の子が対応する。お客さんがなかなか引かない。 僕に向かって G君:「いこっか。」 そのまま次へ向かう。 僕の積極性のなさと、口下手さを知っている G君は G君:「デパートの女性の店員と話にいこう。」 若者に人気のあるデパートのジュエリーコーナー。 G君: 「うーん、いい人がいた。」 G君: 「彼女へのプレゼントを探しているんですけど。」 女性店員:「どのくらいの予算ですか。」 G君: 「2、3万円くらいかな。」 女性店員:「じゃあ、指輪かネックレスがいいかな。」 以下省略。終わって、 G君:「あの人接客うまいな。しゃべるのが下手な人でも長く話 が続いちゃうよ。」 帰り際にもらった女性店員の名刺を見て、 G君:「名刺見たら、ショップ長だもん。うまいはずだ。」 G君:「じゃあ次はやってもらおっかな。」 とあるデパートの一流ブランド店。 僕: 「すいません。指輪を探してるんですけど。」 女性店員:「でしたら、こちらになりますね。」 以下省略。 まあまあ話しは続いたが、質問することがなかなか うかばず話をつなげるのに苦労した。 最後にもう 1 組くらいと、渋谷駅周辺を探すが なかなか声をかけられそうな子がいない。 やっと一組見つけて声をかけたがだめだった。 G君:「こうやって声をかけていくんですよ。大体 10 組くらい 声をかければ 1 組くらいから電話番号をゲットできま すよ。」 ありがとうございました。勉強させていただきました。今日 1 日 G 君の金魚のフンのようについていき、何もできない一日だった。 ・今日のまとめ 結果的にはだめだったけれど、どの女の子にしてもそうだったが悪い対応はされなかった。G君いわく、僕はこういう人で、かわいいから声をかけてるんですよってわかれば、声をかけられて悪い気がする女の子はいないらしい。 それとナンパに興味を持った。今までナンパに具体的なイメージがわかなかった。もともとナンパに悪いイメージは持ってないけど。今回実際に見てみてすごくコミュニケーションの力が必要な行為だと思った。 女の子をあきさせないおしゃべり、絶え間なく会話するためのネタの引き出し、まったくの初対面の人にいかに自分を説明するかの難しさ。どれも僕には必要なものだと思う。 どんな人にも物怖じせず、積極的に会話できるようになればこのナンパの経験から僕が成長したしるしになるのかもしれない。 今回の経験で自分に不足している部分として感じたのは、 1. 話の引き出し。話を途切れさせないようにするため。 2. 友達感覚の雰囲気でしゃべる。しゃべり始めから壁を作ら ない。 3. 相手を楽しませる会話。相手をあきさせない。 4. 見た目。最初の見た目は重要。 5. 積極性。 6. 馬鹿っぽさ。馬鹿になりきらなければ。 7. 女性としゃべる経験。 8. おしの強さ。 どうなる?しゅういちぃ! 次回へ続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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