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2004年10月16日
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今日は髪の毛を切りに行きました。

僕の髪の毛はここ 2 ヶ月くらい切ってなかったから伸びきっていました。


とある企画が絡んでいたため、ヘアサロンの場所と担当のスタイリストさんを指定してもらいました。

指定もらったのは、先日僕の私服を選んでくれた Mさんです。

表参道、某所。数多くのヘアサロンが軒を並べています。

田舎モンの僕がこんなところ来ていいのか。
なんだか近寄りがたい。

予約の時間よりちょっと早くそのヘアサロンに行きました。

おお、なんちゅうおしゃれな。店内はシナモンのにおいがしました。

初めてなのでカードを作ってもらって、しばらく待っていると、担当のスタイリスト Kさんがやってきました。

K:「こんにちは。はじめまして K です。宜しくお願いします。今日はどんな感じにしますか。」

僕:「そうですね、短めで、ワックスなんかでちょっと髪に動きが出せるくらいの長さに。」

K:「じゃあ、トップのほうは短めで動きが出る感じで、わきはどうします? 耳は出したほうがいいのかな。」

僕:「そうですね。短めで、耳が出るくらい。」

ここで僕は企画のことを思い出し、なるべく僕の好みが出ない、第三者的に見て格好の良い感じで、


僕:「僕としてはそういうイメージなんですが、逆にどんな髪型が僕に似合うと思いますか。」

K:「今まで言ったのも、似合うと思いますよ。そうだな、うーん。じゃあ、」

と髪型の説明をしてくれました。僕はそれで良いと思ったので、

僕:「うん、いいですね。それでお願いします。シティボーイ丸出しな感じで。」

K: 「わかりました。(笑)」


で、はじめにシャンプーをして、その後イスに座りました。普段読まないようなおしゃれな雑誌を読んでました。
なんやら、雑誌がおしゃれだと日本語で書いてあっても英語に見えるな。

そのうち Kさんがやってきて髪の毛を切り始めました。

K: 「Mさんとはどういうお知り合いですか。」

僕:「えーと、話すと長いんですが・・・。」

僕はこの企画の内容を始めから説明しました。

K:「えっ、そうなんですか。そりゃ責任重大ですね。それじゃあこの髪型じゃだめですね。」

僕:「なら、がっつり切っちゃってください。」

K:「ええ、今路線変更してます。がっつり切りましょう。でも、その企画おもしろいなぁ。」

Kさんは、僕の伸びきった髪の毛にはさみを軽快な手つきで入れ、時折、両脇の髪の長さを確認してました。

K:「本当はちょっとパーマとか、カラーとかするといいんだけどなぁ。」

K:「そんなことだったら、Mさん事前に言ってくれればいいのに。」

などと会話をしながら、髪の毛を切り、だいぶ髪の毛も短くなってきました。

K: 「これで、乾かすと感じ変わりますよ。乾かしてまた切ります。」

ドライヤーで乾かしていきました。髪が乾いてきて髪形が変わってきました。そしてまた、入念にハサミを入れ始めました。

僕は前々から気になってることがあったので、Kさんに質問してみました。

僕:「こういう接客業をするところ、特にヘアサロンみたいなところだとお客さんとの会話が大切になると思うんですが、初めてのお客さんにはどうやって話しかけるんですか。なんか決まって聞くこととかあります?」

K:「うーん、あんまり決まって聞くことはないかな。その場の雰囲気で会話しますよ。でも、会話で意識するのは全てを教えないことですね。隠しておく部分を残しておきます。例えば僕の年齢とか。年齢不詳とかにしておきます。全てを教えるわけではなく、秘密の部分を作っておくんですね。」

僕:「ふーん。わからないところを作っておくことでもっと知りたいと思って、また来てくれるのかな。」

そのほかにもお客さんに対してどういった接客をするかを教えてもらいましたが、ここで言うにはちょっとふさわしくないので割愛。
最後にヒントだけ出します。

その他に Kさんと、こんな話もしました。

K:「僕の中ではホラをふけるかどうかっていうのは大事です。周りにホラをふいて、やらざる得ない状況を作るというか。」

K:「例えば僕ならホームページを作成してるんですが、最初のときはホームページがまだできていないのに、お客さんにいつまでには見れますよって言っとくんですね。そうやって言っておいて、もし期限までにできないと、お客さんにも悪いなという気持ちになるから、やらざる得ない状況になる。そうやって物事を進めていくときがあります。あとは、将来なりたい自分像を回りに言っておくというのもいいですよ。将来のなりたい自分像を回りに言っておいたりすると、その自分に近づかないといけないという気持ちにもなりますから。」

僕:「ふむふむ。」

また、高橋がなりさんはどっちかって言うとまじめで不器用な人が好きという会話になったときに、

K:「それはなんかわかりますね。この世界(ヘアサロン業界)でも、最初から器用なやつは伸びないんですよ。不器用なやつのほうが伸びる。」

K:「なんでかっていうと、器用なやつってある程度できるから、できちゃったら、そこで止まっちゃって向上しないんです。不器用なやつはできないから、必死にやってようやくそれなりにできるようになる。人並みにできるようになってもそれに気づかずに、まだ自分は人並みにもできてない、不器用なんだっていう思いを持ってやるから、あきらめず続ければ後ですごく伸びるんです。」

K:「僕も最初すごく不器用でなかなかできませんでした。でも僕は非常に良い先輩に出会いました。良いって言うのは厳しくて、叱ってくれるという意味で良いっていうことですが、最初は辛かったけどなんとかここまできました。本当にそのときにその人と出会ってよかったなっていう。今でもそう思いますよ。」

Kさんも不器用だけどあきらめず必死にやってきて、自分がした体験からきちんと経験をくみ出してるから、こういう言葉が出てくるわけで、すごく説得力がありました。話を聞いて Kさん自身すごく苦労人という感じがしました。やっぱりこういう場所でスタイリストをする人は物事に対する自分の考えかたをしっかりと持っていました。僕はすごく好感が持てました。

さて、僕のヘアースタイルも整ってきました。

K:「いいですか、絶対に整髪料つけてください。」

僕:「了解です!」

Kさんはワックスを手にとって、どうやって髪につけたらよいのかをわかりやすく教えてくれました。

鏡を取って僕の後頭部をうつし、

K:「こんな感じです。」

僕:「いいですね。シティーボーイ丸出しです。」

などと言って終了しました。僕は Kさんにお礼を言いました。

ヘアサロンは三階にあるのですが、Kさんは階段で下まで見送ってくれました。
実はこれがヒントです。これは非常に大切なのです。

僕:「Kさん、本とか読みますか。」

K:「読みますよ。」

僕:「じゃあ、よかったらこれ読んでください。」

といって僕は「がなり流」を渡しました。

僕はがなり教じゃありませんが、ある理由で数冊「がなり流」を持っています。なので、あげちゃいました。

僕:「今日はありがとうございました。」

と言ってその場を立ち去りました。今日は髪を切ってさわやかな気分になっただけではなく、いろんな話を聞けたので非常に勉強になりました。人間そんな急に成長はしないけど、ちょっとだけ人生観が広がったような気がしました。なんにしても良い一日であることには間違いありませんでした。



その後知り合いの関西人二人に会うと次のようなリアクションでした。

関西人A:「うわ、かっこよくなってる。(大阪弁)」

関西人B:「もみ上げのシャギシャギ感がええね。(大阪弁)」

おわり。





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最終更新日  2004年10月17日 17時44分22秒
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