1099629 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

k-nana

k-nana

カテゴリ

カレンダー

お気に入りブログ

こっち畑の250715 New! いちろん92さん

絵本91「 ぼく、おた… みらい0614さん

飛ぶように売れる製… 鍛冶屋の息子さん
アフィリエイト・プ… 藍玉.さん
老犬すま~ふの部屋… smatiさん

コメント新着

 聖書預言@ Re:仕組みが複雑になりすぎてる(07/17) New! 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
 k-nana@ Re[1]:キャッシュレスはこわい(06/19) ポンボさんへ なるほど、そういう観点も…
 ポンボ@ Re:キャッシュレスはこわい(06/19) 一般的なデジタルの危険さだけではなくて…
 k-nana@ Re[1]:ガタは来てる(06/06) いちろん92さんへ ありがとうございます^…
 いちろん92@ Re:ガタは来てる(06/06) 通院付き添いおつかれさまでした。お母様…

フリーページ

2025年06月15日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類


今日は、休み。

午前中に愛犬シャンプーして。

ふわふわになりました^^

その後、またちょっと楽天市場でPC物色したりして^^;
でもまだ買わない・・・買えない💦

そのあとは読書。

今村翔吾さんの「茜唄 下」
読み終わりました。

上巻について
前に書いたかどうか忘れましたので💦
上下通してのネタバレ感想など。

内容は、平氏の側からみた平家物語・・・
と書くとちょっと変な気はしますが、
一般的に平家物語関連のお話って、
源氏の側からみたものが多い気がします。

平家物語自体は、具体的な作者などは不明なものですが
源氏に負けた後に、平氏の側から編まれたものかと思われるので
原点に立ち返った感じ、なのでしょうか?

主役は「平清盛最愛の息子」四男の知盛。

平家物語で私がぼんやり覚えていたのは、
壇ノ浦の戦いの終盤、船の掃除をし始めて
最期の最期で「見るべきほどのものは見つ」
と言って入水して果てた人がそうだったかな~くらいな^^;

そのほかに、知盛の時代より下った年代、
つまりは平家が滅亡した後、ということですが、
各章に琵琶で平家物語を伝授する者と
伝授される者がやりとりをしながら、
知盛の事跡を振り返っていくという感じ、ですかね。

その“伝授される者”の正体は上巻のうちに判明しますが、
“伝授する者”は、いったん「そうかな」と思われる者が出てきた
と思ったら、下巻の3分の1くらいで死んでしまい、
「ヤラレタ」と思いました^^;

知盛に妙に懐いていたのは、
清盛の弟の子、つまり従弟の教経。
「日の本一の強弓精兵」と言われるほどの剛の者。

上巻前半では、平治の乱後、
貴族的な存在となりかけている平家に対抗しようとする豪族が
ボチボチと出始めているという状況。

平治の乱では、清盛が源頼朝を生かしたわけですが、
知盛にだけ明かされたその真の理由は
「武士の世を続けるために必要だから」というもの。

それは、平家と源氏と奥州藤原氏の三つ巴を理想とするものだった。

清盛の死後、棟梁となった兄宗盛を支えて、知盛は、
分裂しかかる平家を統率することになったが、
北から源氏の木曾義仲が京を目指して動き始め、
平家は倶利伽羅峠で惨敗する。

知盛は京を捨てて清盛が生前作りかけていた京・福原へ
退却する決断をする。

飢饉のため全国的に兵糧が不足する中、
後白河法皇の思惑もあって
木曾軍は福原まで平家を追ってきたが、
皆既日蝕をも利用して知盛はこれを返り討ちにする(水島の戦)

この時、知盛は「水夫(かこ)を討て!」と号令するが
それ、源義経じゃねーかとか思ったり^^;したけど、
その前に「卑怯」を嫌う武士を知盛は「古い」と感じており、
この辺から義経っぽさを感じたりし始めました。

上巻ここまで。

下巻では、水島の戦に破れて退却した木曾義仲が
同じ源氏の頼朝の軍、すなわち範頼と義経に蹂躙されて滅ぶ。
ここで初めて知盛は義経を意識することになる。

次いで一の谷で頼朝軍と激突することになるが、
互角に見える戦いをしたと思ったところで
義経の驚異的な「速さ」に破れ、
息子智章をも失って、知盛は平家を讃岐屋島へ退かせる。

さらに西へ行くことを意識した知盛は、
教経に軍を預けて西方彦島へ赴くが、
義経は暴風雨をついて屋島へ上陸、平氏を追い落とす。

決して教経が弱かったわけではないので、
義経の強さが際立つ書き方をしている。

しかし、義経は後白河法皇の権謀術数にハマり、
兄頼朝から疑いの目を持たれてしまっているため、
知盛は京へ出向いて義経を味方に引き込もうとするが

義経にはそのような野心はなく・・・。

私は「一周回って」義経好きになった人間なんですが、
結構好きな感じの義経の描写でありました(笑)

一の谷の激戦について「美しい戦」と言い、
何度も繰り返して思い出しているとか
まるで戦をスポーツのように語っており、
しかし、後白河法皇や兄頼朝の思惑にはとんと気が回らない・・・。

そういう「無邪気」なくせに「政治的にはお馬鹿さん」なところが
割と歴史好きな方には嫌われる所以のようですが
(私の敬愛する永井路子さんなんかもそうなんですけど、
 最近、逆に永井さん、「嫌い嫌いも好きの内」だったんじゃないか
 なんて思ったりもしています(笑))
私はなんか好きなんですよね(笑)←半端な歴史好きなんで

まあ、そんな感じで最終決戦壇ノ浦が始まるのですが、
よく言われる潮流の変化などが知盛の敗因になったのではなく、
長く味方だったものの裏切りを主因としたほか、

義経軍の方にも梶原景時が攻撃をしかけたのに気づいた知盛が
むしろ義経を逃がそうと行動する・・・という

なんか結構わけのわからん感じだったかも^^;

そして、ここは最大のネタバレになるので、
色白くして書きますが、
平家物語を編んだのも知盛、
それを託したのは妻希子。
希子が伝授しようとしていたのは
木曾義仲の乳兄弟の子海野幸長。

希子が、

自分を「一番」とする歴史を作ろうとした頼朝の
最後のツメをくじいたところで物語が終わりました。


全般に、「通説」を使わないぞという意気込みを感じたのと、
知盛がやたら万能じゃないかとか思ったり
戦のシーンが色々頭脳戦というか、
知盛の脳内があれもこれもと裏をかきまくるので
なんだかこちらも訳が分からなくなってきたりもしましたが

(あと、頼朝がやたら醜悪><
 私は頼朝兄さんも好きなんですよ💦)

ちょっと異次元な義経読めたので良いかなとか^^
(そこに落着するのか)


茜唄(上) (時代小説文庫 いー24-11) [ 今村 翔吾 ]

​​
茜唄(下) (時代小説文庫 いー24-12) [ 今村 翔吾 ]





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025年06月15日 22時34分07秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X