菊田俊介ブルース日記 <Shun Kikuta's Blues Diary>

2007/01/20(土)09:19

レコーディング第一ステージ(シカゴ編)終了

アメリカ生活(67)

火曜から始まった新作のレコーディングは、昨日のホーンセクションの音入れでシカゴ編が終了。 火曜のトップはJWウィリアムスだ。某カバー曲を2曲歌ってくれる。いつもながらジェイ(JWのニックネーム)のパワフルな声には圧倒されっぱなし。朝からテンションが高いのなんの(笑い)。 その後小生のオリジナル曲でシカゴのハーモニカ・エース、ビリー・ブランチが思い切りブロウしてくれた。さらにインスト曲を3曲録音。初日に6曲を録り終える順調な出だしだったと言えるね。 水曜にはココ・テイラーが昼前にスタジオに登場。ココ本人のオリジナル曲とは言え、もう30年も前に録音したものだ。何度も聞き返して歌詞も全部書き取って準備をしてくれた。さすがプロ中のプロのココなのだ。テイクを重ねる度に声にパワーが出て来たね。録音後も他の曲をココが歌い始めて小生がすぐにギターでバックをつけるとそのままジャムになってしまった。 ココが帰った後は、シンガーのジェラルド・マクレンドンがスタジオへ。小生のオリジナルを3曲歌う。ジェラルドの声はサム・クックに似ていてソウルっぽい曲には良く合う。ジェラルドは生真面目な男で、少しでも気に入らないところがあると自己批評が始まる。おいおい充分かっこいいぞ、と何度かなだめる。こうして2日目は4曲を録音。 木曜は、ジョー・ブラウンをリーダにしたJam Hornsがオリジナル2曲でホーン・ラインを録音。最近はキーボードでホーンラインを作っているアルバムも多いけど、やっぱり本物のホーンセクションはイントネーションや厚みが違うよね。朝から夜までずっとレコーディングに付き合ってくれたバンド・メンバーのマーク・マック、チャールズ・マック、アンドレ・ハワード、スタン・バンクスはみんなタイトでご機嫌なプレーを繰り広げてくれたね。 ということで、シカゴでのレコーディング第一ステージは無事終了だ。このレコーディングの為にシカゴに来てくれた本アルバムのエグゼクティヴ・プロデューサー廉慎介君がシカゴの音源を持って日本へ発った。 そして第二ステージは2月に宇都宮で。Yotsuba Recordsのスタジオにてギターのオーバーダブ、編集、ミックスダウンなどレコーディングの最終作業が待っている。2週間ほどかけてタップリ音を作ろうと思っているんだ。レコーディングのさらなる詳細は、慎介君がブログにアップした時にリンクしたいと思う。 Check it outよろしく!!!

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る