~鍼の先から宇宙の果てまで~ 「伝統鍼灸医学 春陽堂」国生み伝説の淡路島より

2007/04/09(月)23:21

鍼灸医学における花粉症対策 その8

季節に応じた過ごし方と鍼灸治療(14)

なかなか忙しくてこの原稿を書くのがはかどらなかった。そうこうしてる間に杉花粉の飛散が終息に向かってしまった。杉の花粉症に苦しむ人や、この原稿を心待ちに(?)してくれていた読者に申し訳ない。しかし、ご存知の通り、花粉症は杉花粉だけでなく、時期を変え、ヒノキ、ブタクサ、菜の花、イネ、セイタカ何とか草などなどの花粉によっても発症する人もいる。それらの花粉症対策にも共通することなので、ぜひ、今後続くこのシリーズの内容も参考にして欲しい。ということで、以後も花粉症対策シリーズは続くB  花粉症対策その6で述べた  3.のタイプの人は、消化器機能を低下させないような注意と、強化する取り組みが肝要だ。それには、その一.当然のことながら、暴飲暴食は避ける。腹七分、八分ほどにする。その二.水分の過剰摂取を避ける。よく、健康目的と称し、決まりごとのように、1日に決めた量の水を大量に飲む人がいるが、そのようなやり方には私は異を唱える。(いをとなえる)そんなやり方は、東洋医学の立場から言ってもおかしい。人によって一日における汗や尿や便、呼気に含まれる水の量が違うし、体調や四季、天候、住む地域などによってもこれらは変化するからだ。状況を考えず、杓子定規に「毎日いい水を日に2リットル飲みましょう」っていうのは愚の骨頂だ。刻々と変化する体の状態や外界の状況に合わせ摂取する水分量を変えるべきだ。      

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