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カテゴリ:修理
横加速度センサーのことです。
主に自動車の横滑り防止装置の車体の姿勢変化を電気信号に変換して車輌の姿勢状態モニターするためのセンサーに使われています。 X,Y,Z軸をそれぞれヨー、ピッチ、ロールの動きを表しています。 その中のヨーとロールの動作をモニターすることが出来ます。 ここではメルセデスベンツのESP(Electric Stability Program)を例にお話します。 今、走行中に突然メーターに警告が表示されました。 画像忘れてしまって、診断モードの画面になっていますが、本来ここは 「シテイノコウジョウデテンケン」となります。すいませんw 診断機では横Gセンサーの点検作業に連れて行かれます。 実際、車輌を揺らすとセンサーの信号は正常に反応します。 「じゃあ、突発的な故障ということで新品に交換でいいんじゃないの??」 と、ここで終わらせるわけにはいきません。 ターミナルの状態を見てみましょう。 おどろかないでくださいね。 これが純正部品のクオリティですかそうですか。 肉眼ではわからない筈です。 小柄な部品ですが、結構な金額(2桁)だったと思いましたが・・・ 日本だったらリコールモンだろwww 真上からみた画像です。 本来、正方形でなければいけないのですが、これはひどすぎる。 ちなみにコチラはスロットルバルブポジションセンサーのターミナル。 横Gセンサーよりはましですが、仕上げが粗いですね。 交換用ターミナルのオス側。 単価が高いだけあって作りがいいです。 これなら心配は要りません。 車輌側のコネクター・ピン。 焦点をあわせるのが難しくて少々ボケてしまいました。 中の接触面が変色しているのがお分かりと思います。 これが接触不良の原因です。 正式名、クアッドロックという名称のコンタクト・スプリングで、内側の4面で細くても接触面積を稼いでいます。 しかし、部品側の仕上げがコレでは折角のアイデアも絵に描いた餅になってしまいますね。 故障の原因は接触不良ということが解ってしまいましたが、これだけで交換しても新品も同じ可能性があります。 結論:コネクター側のコンタクトを定期的に交換する。 これが一番コスパがいいですね。 手間をかければ部品側のピンも交換出来ない訳ではないんですけれど。 真実に納得していただけたら幸いです。 お問い合わせは 株式会社 リード 〒223-0056 横浜市港北区新吉田町5164 TEL:045-594-6180 FAX:045-594-6181 Email: read.snow@hotmail.co.jp HP:http://read6180.web.fc2.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.08.13 19:21:04
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