メルセデスベンツ C32 ブレーキホース交換
メルセデスベンツ・C32-AMGワゴンです。写真はイメージです。ブレーキホースを交換しました。いいえ、車検ではありません。先日、点検していたら後ろのブレーキホースに亀裂が入っていました。コレよりもっとひどいのがありますが、撮り忘れました。意外と思うかもしてませんが、この車輌も10年になろうとしています。が、多くの整備工場で結構見落としている部分です。なぜでしょう?それは、さらに年式の遡るそろそろネオクラシック扱いされつつあるW124のブレーキホースが異常なまでにタフで、未だに当時もののブレーキホースが付いている車輌があるくらいなのです。このイメージが強すぎるのだと思います。(私個人の感想です。)しかし、それ以降になると、途端にこの車輌に付いている部品と同じ材質に変わりました。中には、無視されすぎて破裂したクルマもありました。整備士として、見逃すことは絶対に出来ない点検箇所です。さて、劣化が早いブレーキホースの共通点ですが、「短いホースほどよく割れる」ことが言えます。後ブレーキの画像ですが、よく見てください。サスペンションは伸びきっていますが、ヴァーチャルにこの角度から見て、タイヤが付いて走行している風景を想像してください。手前がブレーキキャリパーで、それが上下することになります。ブレーキホースはどのように動くでしょうか??このキャリパーの付け根でグニグニ屈曲するので上のホースのように亀裂が入るのです。そして、最悪の場合、折れてしまうでしょう。しかし、交換したホースには、対策が施されています。応力を分散させるためにゴムホースを巻いているのです。前ブレーキには特に対策は施されていません。十分な長さがあるからです。だからといって、後だけというわけにもいきませんね。こうして交換は終わりました。ブレーキオイルはDOT4+を使いました。圧送式のフルードチェンジャーです。オマケですが、キレイ好きなお客さんだったので、ブレーキキャリパーの汚れを気にしていました。洗剤を使ってブラシでゴシゴシ。パーツクリーナーなどの揮発物はこの汚れには適していません。ホィールごしに見てもピカピカなのがなんとも気持ちいいですね。特に必要はありませんが、診断機で簡単なテストをしました。ブレーキの整備代、¥30000でした。お問い合わせは株式会社 リード横浜市港北区新吉田町5164TEL:045-594-6180FAX:045-594-6181Email: read.snow@hotmail.co.jp