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テーマ:今日のピアノ♪(731)
カテゴリ:楽譜&CD入荷情報
![]() 7月24日に書いた映画『ある日どこかで』の記事について数件のお問い合わせをいただきました。『パガニーニの主題による狂詩曲』の第18変奏についてのお問い合わせが多かったのですが、映画の主題曲についてのお問い合わせもかなりありました。そこで今回は映画『ある日どこかで』の主題曲『Somewhere in Time』をご紹介いたします。 どうです?素敵な演奏でしょ!こんなにハンサムであんなにかっこよくピアノが弾けたら言うこと無しなんですが、そう上手くはいきません。 作曲者のジョン・バリー(ジョナサン・バリー・ペンターガスト Jonathan Barry Prendergast,1933年11月3日 - )はイギリス・ヨーク出身の作曲家で多くの映画音楽の作曲を手がけました。中でも「007/ジェームズ・ボンドシリーズ」の曲は広く知られていて、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞を5回受賞しています。 1933年イギリスで生まれ。父親のジャック・バリーは映画館や劇場を経営していたため、ジョンも幼い頃から映画に親しんでいました。母親がピアニストであったため、その影響もあり1941年か、9 歳頃からピアノを弾き始め、後にトランペットも習い始めました。また10歳の時からヨーク寺院のフランシス・ジャクソン博士に音楽教育を受け、その後ロンドンの音楽学校で作曲と楽器法を学びましたが、1年経たずして中途退学となりました。その後3年程、地方のジャズ・バンドで演奏していましたが、兵役に応じ軍隊のバンドで演奏活動を続け、その間も作曲、編曲、ハーモニーをスタン・ケントンに通信教育で学び、除隊後は軍の友人達とR&Bのバンド「ジョン・バリー・セブン」を結成しました。 1957年にEMIレコードと契約を結び、その後、クリフ・リチャードや多くのアーティストのプロデュースやアレンジを手がけ、テレビの音楽を担当した後、アダム・フェイス、ピーター・セラースの映画のスコアを書き、1959年に『狂っちゃいねえぜ (Beat Girl)』で本格的に映画音楽に進出し、007ジェームズ・ボンド・テーマで名声を博しました。 1953年バーバラ・ピカードと結婚、一児をもうけましたが1963年に離婚。 1965年女優のジェーン・バーキンと再婚(映画『ナック』が縁?)し、一女ケイト・バリー(写真家)が生まれましたが、1968年にまたも離婚。1969年ジェーン・シドニーとまた再婚、1971年また離婚。1978年1月、現在の妻ローリー・バリーと結婚。恋多き作曲家の1人と言えます。 1970年代途中まで英国で暮らしていましたが、その後少しの間スペインで過ごし(税金問題のため)、その後、映画の仕事のため渡米、現在はニューヨーク近郊のオイスターベイで暮らしており、1988年肺炎による食道破裂を患い、その後作曲家生活を引退しました。 今回ご紹介する楽譜はマクシムが弾いているようなピアニスティックな編曲ではなく、もっと易しい編曲のものです。でもオーケストラ伴奏CD付で他にも数曲の映画音楽の楽譜と共に収録されています。 収録曲は E.T. Footloose Lovers and other strangers Somewhere in time An american tail Terms of Endearment You light up my life の8曲です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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