修の後ろ向きなページ 

2013/02/18(月)22:03

粗筋無用

必殺(254)

さて、「必殺仕事人2013」の感想ですが… 本当は今日にでも再視聴のうえ、もっと詳しい感想を書きたかったのですが、 急に用事で見る時間を作れなかったので、記憶の限りで簡単な感想を書きます。 近くまた再視聴の上、詳しい感想を書きたいと思います。 作品の出来は「2012」よりもずっといいように思うのですが、 「2013」は真面目なつくりであるぶん、見方も真面目になるので、 作りこみの甘さが目立つのでした。要は2時間粗筋を見せられている気分になるという… そのためにちょっと作品にのめり込めなかったですね。 たとえば大仕事とか仕事人危機一髪みたいな大きな話と違って、 こういったゲストキャラにまつわる事件を追う話の場合、 人物描写や状況設定などをよほど丹念に作りこまないと、2時間持たせるのは難しいと思います。 大事な部分を言葉だけの説明でサラッと済まされるので、感情移入が難しかったです。 泰山と勝之進、悠馬と志乃の過去などは、出来れば回想シーンを入れてほしかったですね。 (特に悠馬と志乃はどういう身分で、どうやって医者になったのかなど) ただ今回は、寺田氏の作品のうちでは、物語の進行が自然だったと思います。 演出の範疇かもしれないですが、登場人物それぞれが、それぞれの行動に至る際の、 心情の移り変わりを、もう少し細やかに描写してくれると言うことはないですね。 あとは…レギュラーキャラの「こなれた」感じは安心感がありますね。 特に涼次はこんなに「使えるやつ」だったかというはまり具合がよかったです。 また「お菊が手駒を隠している」「仕事の依頼は三番筋へ」という初期設定を、 再確認させてくれたのもよかったと思います。 胡桃割りの坐坊は、蕎麦屋がなんで女形をやっているのか(あるいは逆か)わかりませんが、 久しぶりに「男くさい」キャラがいい感じですね。「はぐれ仕事人」ほか、 なんだか見覚えのあるような設定は、オマージュなんでしょうね(笑) 殺しのシーンは、ドラマ部分から分断されずに、ドラマの一部として連続しているような印象で、 かなりよかったです。ただやはり小五郎には、主水のテーマは使ってほしくないですね。 取り留めなく書いて、今はこんな感じです。 近くまた改めてみた上で、感想を書きたいと思います。

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