2013/02/18(月)22:03
粗筋無用
さて、「必殺仕事人2013」の感想ですが…
本当は今日にでも再視聴のうえ、もっと詳しい感想を書きたかったのですが、
急に用事で見る時間を作れなかったので、記憶の限りで簡単な感想を書きます。
近くまた再視聴の上、詳しい感想を書きたいと思います。
作品の出来は「2012」よりもずっといいように思うのですが、
「2013」は真面目なつくりであるぶん、見方も真面目になるので、
作りこみの甘さが目立つのでした。要は2時間粗筋を見せられている気分になるという…
そのためにちょっと作品にのめり込めなかったですね。
たとえば大仕事とか仕事人危機一髪みたいな大きな話と違って、
こういったゲストキャラにまつわる事件を追う話の場合、
人物描写や状況設定などをよほど丹念に作りこまないと、2時間持たせるのは難しいと思います。
大事な部分を言葉だけの説明でサラッと済まされるので、感情移入が難しかったです。
泰山と勝之進、悠馬と志乃の過去などは、出来れば回想シーンを入れてほしかったですね。
(特に悠馬と志乃はどういう身分で、どうやって医者になったのかなど)
ただ今回は、寺田氏の作品のうちでは、物語の進行が自然だったと思います。
演出の範疇かもしれないですが、登場人物それぞれが、それぞれの行動に至る際の、
心情の移り変わりを、もう少し細やかに描写してくれると言うことはないですね。
あとは…レギュラーキャラの「こなれた」感じは安心感がありますね。
特に涼次はこんなに「使えるやつ」だったかというはまり具合がよかったです。
また「お菊が手駒を隠している」「仕事の依頼は三番筋へ」という初期設定を、
再確認させてくれたのもよかったと思います。
胡桃割りの坐坊は、蕎麦屋がなんで女形をやっているのか(あるいは逆か)わかりませんが、
久しぶりに「男くさい」キャラがいい感じですね。「はぐれ仕事人」ほか、
なんだか見覚えのあるような設定は、オマージュなんでしょうね(笑)
殺しのシーンは、ドラマ部分から分断されずに、ドラマの一部として連続しているような印象で、
かなりよかったです。ただやはり小五郎には、主水のテーマは使ってほしくないですね。
取り留めなく書いて、今はこんな感じです。
近くまた改めてみた上で、感想を書きたいと思います。