自分の人生を生きるということ
この2か月余り、様々な事が、過ぎ去っていきました。素晴らしい出会いもあり、幼い頃からの、心の友の旅立ちもありました。病床の母の言葉、「あんたも、他人のためにって考える事が多いけど、でもね、自分の為を想って生きるんだよ。」とても響きました。友は、なぜそんなに私の考えている事が分かるのだろう、というくらい、気の利く人柄でした。姉のような存在。みんなに信頼される、真面目で素直な女性でした。早すぎる出発でした。でも、わたしは彼女を、胸を張って送り出そうと決めました。彼女が旅立った翌日は、三浦海岸のお寺の演奏会でした。帰りに、念願の走水神社を参拝することが出来ました。愛する夫、ヤマトタケルノミコトのために、その命を差し出し、自ら入水することで海を鎮めたというオトタチバナヒメノミコト。そして、その由来から、海戦の必勝祈願としても崇められてきたところ。最近では、パワースポットとしても人気とか。「シンファさんって、時々男らしいよね!」とかいうパートナーと二人で訪れた、このいわれの地。命がけで愛する人を守れってかい?と、最初はなんだか腑に落ちませんでした、けれど、きっと、母や友の伝えたい事と同じ・・・自分を生きる事。自分の人生を生き切る事。世のため人のため、なんてぶつくさ言ってないで(笑)ま、言っても良いのだろうけど、それにばかりとらわれていないで、って事、なのだろうなと思いました。海を眼下に受けた風はとても清々しくて、なんとも表現しがたい樹の命の香に、深く深く呼吸出来た気がします。その後は、憧れの観音崎!のはずが、「ここって、有名なスポットなんだって?」の一言に、ぐはっと衝撃を受けて、ルンルン♪と・・・の織り交ざった微妙なひと時となった、浦賀観光の旅でした。