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『畳表』
畳表とは、 藺草(いぐさ)という植物を泥染めし、乾燥させたものを緯糸(よこいと)に、麻糸や綿糸、化繊糸を経糸(たていと)に織機で 織り上げられたものです。 畳表には、丸藺と呼ばれる藺草と実際には藺草ではなく藺草に似ている七島藺が使われますが、一般的に使われている 畳表は丸藺で作られています。 畳表は畳床と異なり現在でも天然素材が一般的ですが、合成繊維を織った畳表や合成樹脂の表面に畳の目を型押ししたシート 状の畳表もあります。 1枚の畳表には約4000本の藺草が使われていますが、高級品といわれるものにしたがい本数が増えます。 畳表は各産地でそれぞれ特徴のあるものが生産され、畳表には産地によって呼び名がつけられています。 【主な生産地】 広島県産、熊本県産、岡山県産、佐賀県産、福岡県産、石川県小松産、高知県産、大分県産、中国産 【素材】 ・藺草(いぐさ) ・経糸 天然素材と化学繊維系に分けられます。 (天然素材) マニラ麻、綿糸など (化学繊維系) パイレン、ビニロンなど 原料の藺草と畳表のできるまでの流れは、下記の「広島県藺製品商業協同組合」のHP資料をご覧ください。 → 「人がつくる自然の素材 原料藺草と畳表ができるまで」 このように藺草でできた畳表は畳のよさを引き出していますが、一方で着色料などの問題点もあります。 → 詳しくは、「着色料」と「藁畳の防虫加工処理」をご覧ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月30日 17時25分41秒
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