ヘイキとモンタニー
またもルノーネタですが･･･
ルノーというよりフラビオ期待の星ヘイキについて。
ざっと経歴を。
1981年 10月19日生まれ フィンランド出身
01年 イギリスＦルノー参戦 4位
02年 イギリスＦ3参戦 3位 マカオＧＰ2位
03年 ワールド・シリーズ・バイ・ニッサン参戦 2位
04年 ワールド・シリーズ・バイ・ニッサン参戦 チャンピオン獲得
05年 GP２参戦 シリーズ2位
06年 ルノーのテストドライバー
07年 ルノーからF1参戦
彼がアロンソと同じ年齢なのには正直ビックリ。ヘイキのステップ･アップが遅いというより
アロンソの早熟ぶりが凄まじい(3歳からカートって有り得ない･･･)。
面白いのが2位で終わった03年のワールド・シリーズ・バイ・ニッサン。
当時ウィリアムズテストドライバーだったジェネ、元アロウズのベルノルディ
元ジョーダンのカーティケアンとかなり豪華な面子。
そしてこの年のチャンピオンは同じくルノーのサポート(RDD)を受けていたモンタニー。
彼はこの03年からアロンソに代わりルノーのテストドライバーになっていました。
翌年にヘイキがモンテイロを抑えチャンピオンになるとGP2に参戦。惜しくもニコに破れ2位に。
今年のオフシーズンにモンタニーを押し退けルノーのテストドライバーのシートを獲得します。
何故モンタニーはルノーをクビになったのでしょう？
一説には05年のヨーロッパGPでジョーダンのサードドライバーとして
金曜走行に参加したことが原因だと言われています。
しかし本当はモンタニーはヘイキがルノーに来るまでのベンチウォーマーだった気がします。
何よりルノーはフランス人ドライバーを乗せません。
またRDD(ルノー･ドライバー･デペロップメント)というシステム自体が
ヘイキの成長に合わせ変化している部分が多々あるからです。
正式にRDDが開始されたのが02年。つまりヘイキがRDDのサポートを受けた年です。
言いかえれば次のアロンソともいえるヘイキが
F1にステップアップする為のRDDと言ってもおかしくありません。
それ程までに彼はルノーに、そしてフラビオに認められ、期待されているのでしょう。
ルノーのキミ獲得の動きは嘘だった
もう一つヘイキの期待の大きさを裏付けるのは
彼の来季F1デビューがかなり以前から決まっていたという事実です。
マイセンサイト内にインサイドトークというマイルドセブンスタッフによるブログが有ります。
そのブログの今年6月15日付けの日記でフィジコ残留のニュースの後に
そうなると、もう一人は誰？という話になります。
それも実は教えてもらったのですが、言えません。チーム側からの発表は8月中旬頃になるそうです。
と、うっかり書いてありました。
この時期ルノー(フラビオ)はキミ獲得に動いてるというニュースが溢れ
夏にはキミのルノー加入がほぼ確実とさえ言われていました。
けれど実際はフィジコ残留の時点でヘイキの加入も決まっていたのです。
過去記事でも書いたようにフラビオのキミ獲得への動きは
ルノー本社を欺くためのポーズだったのでしょう。
そのヘイキですがどの記事をみても
ファンやスタッフに対し礼儀正しく思いやりのある優しいドライバーという印象ばかりです。
しかし同じ年齢のアロンソが同じチームでチャンピオンを獲る様子を
真近に見てきた彼の心境は複雑なものがあったでしょう。
もう既に来季の開幕戦が楽しみになってきました(＾＾;
って今シーズンも終わってないのに･･･
ヘイキとアロンソが出演しているメガーヌ･ルノー･スポールのCMです。
富士でアロンソが走行したのはこのメガーヌです。
というより･･･フィジコは？
関連過去記事
アロンソからみたストーブリーグ
次世代ルノー
