デビュー戦は一度だけ
今年、メルボルンでデビューした新人は3人。フル参戦デビューは2人。
新人でも結果を求められる今のF1で彼等の走りはどうだったのでしょうか?
しかしこの5人のチーム力はそれぞれバラバラで単純に順位では比較は出来ないのでチームメイトとの勝敗で比べてみました。
勿論勝敗が絶対的な評価にはなりませんが、ある程度の参考にはなるとは思うし。
ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
対アロンソ
金 | 午前 | × | +1.664 |
| 午後 | ○ | -0.211 |
土 | 午前 | ○ | -0.319 |
| Q1 | ○ | -0.023 |
| Q2 | × | +0.251 |
| Q3 | × | +0.262 |
日 | FL | × | +0.037 |
ヘイキ・コバライネン(ルノー)
対フィジケラ
金 | 午前 | ○ | -0.440 |
| 午後 | × | +2.156 |
土 | 午前 | × | +0.483 |
| Q1 | × | +0.259 |
| Q2 | × | +1.020 |
日 | FL | × | +0.700 |
エイドリアン・スーティル(スパイカー)
対アルバース
金 | 午前 | ○ | -1.012 |
| 午後 | ○ | -0.067 |
土 | 午前 | ○ | -1.869 |
| Q1 | ○ | -2.593 |
日 | FL | ○ | -2.212 |
ロバート・クビカ(BMWザウバー)
対ハイドフェルド
金 | 午後 | × | +0.311 |
土 | 午前 | × | +1.00 |
| Q1 | ○ | -0.199 |
| Q2 | × | +0.524 |
| Q3 | × | +0.791 |
日 | FL | ○ | -0.130 |
アンソニー・デビットソン(アグリ)
対琢磨
金 | 午前 | × | +7.459 |
| 午後 | ○ | -0.282 |
土 | 午前 | ○ | -0.775 |
| Q1 | ○ | -0.379 |
| Q2 | × | +0.151 |
日 | FL | × | +0.002 |
個人的には決めるべき時に決められるのが強いドライバーという判断基準があったりするので
その点、アルバース以外の先輩ドライバー達はやっぱり実戦を知っているだけあって流石。
まぁチームからすれば、新人にデビュー戦から負けていちゃ残留させてる意味がない訳だし。
アンソニーに関してはテストドライバーの経験が長すぎたのか肝心な時に負けてしまっている。速さ的には琢磨以上かもしれないのに勿体無い。
金曜午後のトラブルからの流れを立て直せなかったヘイキもテストと実戦の違いに戸惑ったのだと思う。驚くべきは全勝のスーティル。レース中は色々と有ったし相手が相手というのもあるが、これからが楽しみ。
それにしてもハミルトンがアロンソと堂々と渡り合ってるのはホント凄い。アロンソが今回、全てのセッションで全力だったのかは微妙だけれど、それでもハミルトンの評価が下がる事はない。
クビカは今宮さんが何度も言ってる通りムラがある感じ・・・ニックより速いんだか?遅いだか?わかりません。
「フォーミュラワン・プロファイル2007」と「GPX」
昨年版のあまりの出来のよさに今年も楽しみにしていたフォーミュラワン・プロファイル。
いつ出るかいつか出るかと待ってる間に開幕を迎えてしまい今年は出版されないのかと諦めていた頃に無事発売。
あの伝説のF1誌GPX(2002年に廃刊、商標はISMが所有)の山海堂が出しているだけあって、美しいけれど力強い熱田氏の写真、諸星氏のイラストにあの雑誌の匂いを感じる。
記事も巻頭のエッセイ、各マシンの解説ともに読み応えあり。待っていた甲斐がありました(付録なんてどーでもいい)。
この出版社は「F1 MODELING」という不定期発行の雑誌も出版していてこちらも愛読しています。
「F1 MODELING」はドライバーではなくマシンのみからF1を見るという徹底した視点が本当に面白い。
またウェブサイトでは毎週火曜日に「週間エフ」をPDFファイルで発行している(記事には特に見るべきものはない印象)。
GPXは昔からのF1ファンならば誰でも知っている雑誌だろう。
僕も最初に手にしたF1雑誌はGPXだった。A3という大きなサイズ。見開きの写真の迫力。データの羅列だけでは終わらないレベルの高い記事。どれをとってもいい雑誌でした。
廃刊はデジタル化の流れでより速くF1速報誌の発売が可能になったのと無関係ではないだろう(A3サイズでのデジタル出力には当時の画素数では不可能だった)。
もう一度GPX復刊してくれないかなぁ・・・。
それにしても勝敗表をテーブルタグで入れようとしたのに、うまく入らないのは何故なんだろう・・・?