マクラーレン咎められず
まぁ当然と言えば当然なんですが・・・
もともと今回のFIAの調査はハミルトンの初優勝を待ち望んでいるイギリスプレスの不満を静める為だけのものですし。けれど今回の調査でハッキリしたのはハミルトンは常にアロンソよりも5周分の燃料を余らせてピットに入ったという事。
つまり、もしハミルトンが予定通り空タンの状態まで走って2回のピットストップをしていたなら彼の優勝はほぼ確実だったといえます。またイニシャルの燃料積載量をアロンソと同じにしていたら確実にポールは彼のものでした。
とにかくチームはアロンソを勝たせた訳ですが
今後はそういった行動は取りづらくなるので一体どうなってしまうのか・・・
因みにもし順位が逆転していたなら4ポイント差でハミルトンの首位は変わらず。
どうやってアロンソを勝たすのかにも、これからは注目してみたいです。
ラルフの今後
今シーズンで切れるラルフとトヨタの契約ですが、
チームがその契約を更新しないのでは?と噂されています。
これは前回の契約更新時にも同じ事を噂されていたので毎度の事かと思ってますが、
代わりのドライバー候補が出てくる出てくる出てくる出てくる・・・
ニックに始まり佐藤、スーティル、ニコ、リウッツィと全て未勝利ドライバー。
というかニックと琢磨以外は表彰台も経験していない。
トヨタのふたりのドライバーは以前のエントリーにも書いたように
マシンの好みが違う上に同じタイプのドライバー。
速い時は本当に速いのですがマシンをハズしてしまうと、どうしようもなく遅い。
それもマシンの好みが全く違うのでチームとして安定した成績を収めることが出来ない。
こんなふたりを揃えてしまったトヨタが一番悪いんですが・・・。
そのラルフは今迄自分の進路を自分で決めたことがありません。
ドイツF3からFポンへきたのは兄の進言があったから。
そしてジョーダンからデビューしたのは兄のマネージャー、ウィリー・ウェバーの交渉の結果。
ウィリアムズへの移籍、そしてトヨタから高額な年俸を奪い取ったのもウェバーの手腕。
しかしウェバーはもうラルフのマネージメントは担当してなく、
彼は11年目のシーズンで初めて自分で自分の未来を切り開いていかないといけません。
ジャックの二の舞になってシューマッハの名が昨年に続いて消えてしまうのでしょうか?
けれど、これでシートを失っても成績に合わない年俸を受け取り続けた所為でしかないと思えてしまいますが・・・。