欠陥人間の趣味なF1と酒と享楽なブログ

2007/06/16(土)00:53

オンボード・カメラで観るインディアナポリス・スピードウェイ

F1(200)

インディアナポリス・モーター・スピードウェイ   特異な半オーバルサーキットインディアナポリス・モーター・スピードウェイは インディ500マイルレースでも知られる1909年に建設されたアメリカモータースポーツの聖地。 00年からF1が開催されていますが、 1950年から60年までインディ500はF1のカレンダーに組み込まれていた過去があります。 基本はオーバルのコースです。00年開催の為に円の内側にロードコースを建設。 半オーバル半ロードコースという特異なサーキット。 オーバル部分での路面が特殊な為に大きなクラッシュが多く、 特に04年、05年のラルフのクラッシュは危ないものでした。 タイヤ戦争が激しかった05年には、ミシュランがあまりに攻めたタイヤを持ち込んだ為にそのタイヤがオーバル区間を耐え切れず、安全面を考慮してレースをボイコットする騒ぎもありました(出走わずか6台)。     昨年のシューミのラップ         02年ハイライト。ラルフの同士討ち、うっかり優勝のルーベンス          現在のコースで行なわれた7回のGPのうち実に6回をフェラーリが勝利しています。 しかしポール・トゥ・ウィンは2回のみです。 ただこのフェラーリ優位はブリヂストンの優位とも言える部分が大きいとも考えられますのでワンンメイクになった今年は一概にフェラーリが有利とは言えないでしょう。     05年の出走6台の迷レース         04年のラルフのクラッシュ       今年フェラーリがここで負けるという事はタイトル争いからの脱落を意味します。 マクラーレンもそこは承知していますのでシーズンを決める大切な一戦になりそうです。 そのマクラーレンですが、遂にアロンソがチームに対してネガティブな発言をしました。 これではハミルトンの思うつぼです。彼は完全にチームを掌握しようとしているのですから。 勝ちを知ったハミルトンが全力で勝ちにくるアロンソに対しどのような走りをみせるのか? 太陽と北風マッサの速さの理由とも言えるコメントをF1レーシング誌に見つけました。 ほかになんにもできなかったとしても、少なくともミハエルとの絆は大切にしたいと思っていた。彼からありとあらゆることを学びたい。僕のベンチマークはミハエルだと決めていたんだ。 つまり彼は昨シーズン全てを自分の成長期間だと位置づけ シューミから出来る限りのものを吸収する事に費やしていたのです。 そしてそんなマッサにシューミは喜んで師となり与えられるもの全てを与えたのでしょう。 今シーズン、シューミが頻繁にサーキットに現れるのは フェラーリの為でもキミの為でもなくマッサの為なのです。 またチームに対し不平不満を抱えて去っていったルーベンスと比べれば 彼の学ぼうという姿勢はチームにとってもいいムードを生んだ筈です。 マッサはその持ち前のポジティブさでチームを手にしたのです。 それをふまえてキミを考えると彼のチームに対する態度はマッサとは真逆である為に余計にネガティブな印象をチームの内外に与えてしまっています。 これで速いのならば誰も不満を抱きませんが・・・ 彼は今シーズン、コース上で一台もマシンを抜いていません。 インディアナポリスでの結果によっては全てが最悪の方向に向かいかねない状況です。 ベッテル君デビュー予想以上のクビカの回復ぶりには嬉しい驚きでした。 代役がベッテル君なのにも予想内とはいえ嬉しい驚き。 彼の略歴は以前エントリーしていますので割愛。何よりチームがいい時期にデビュー出来てよかった。 今週末の楽しみのひとつです。 しかし結果次第では彼の評価が一変する危険もありか・・・

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