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2008年02月11日
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カテゴリ:心に残る言葉


昔、東北大で教えられていた勝浦捨造先生という方がおられた。とてもとても熱心な先生で、数学や教育に対する情熱はすごく、ほんとうに熱く燃えるような授業をされていた。

『いいですか、どんな難問でも、同じ問題を13回解いてごらんなさい。必ずできるようになります。』と言われながら、繰り返すことの大切さを力説されたり、

『あなたの過去は一切問いません。』・・・ 過去のことなんか悩んでないで、気が付いた今、この時から頑張りましょうと熱く語っておられえた。

『数式は、美しいですね。』『数学っていうのは素晴らしいですねぇ!』と、授業中にも独り言のように絶えずおっしゃってたりした。

授業は数学の解説もさることながら、人世論や生き方にまでよく触れられて、それに勇気付けられたり、励まされたりしたものだった。



教育というものは、本来は昔から一対一が原則で、多数と一であってはいけないのかもしれない。たとえ多人数の中でも、教師は平等に心がけながら、一人一人の生徒をしっかりと見ていなければならない。

そして、授業中は子供たち一人一人の反応をしっかりつかみ、授業が終わってからでもいいから、声をかけたり、励ましてやるということが、その子の先の人生にとても大きな意味を与えていくのだと思う。








最終更新日  2008年02月11日 23時13分02秒
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