LETTER手紙 1アレクサンドリア城一室にて 「ねぇジタン、ちょっといい?」 「ん、なんだ?」 「渡したいものがあるんだけど……」 コンコン 「ジタン!ちょっといいズラか?」 「あぁ、ちょっと待ってて」 「分かったわ」 そういうとジタンは部屋をでた。しばらくして、 「悪い。ボスが呼んでる。なんか緊急事態らしいんだ。」 「待って!用ってのはこれを渡そうと思ったの」 そういって手紙を渡した。 「分かった。後で見るよ。」 ジタンは早足でアジトに向かった。 「……ジタン、ちゃんと見てくれるかしら?」 一方走り去ったジタンたちはというと、 「で、緊急事態ってなんなんだ?」 「わかんないズラ。ブランクとマーカスが呼んでこいって……」 「じゃあボスが呼んだわけじゃないんだ」 そういうとジタンの頭にいやな予感がよぎった。 (ま、まさか!…あ、でもそれはないよな…) 「どうしたズラか?」 「いやなんでもない」 そういってジタンとシナはチョコに乗りリンドブルムに向かった。 written by sigil |