077775 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Benediction of God in Solitude

Another World・1

Another World 1

「リノア!」

「ゼル!キスティス!アーヴァイン!セルフィ!」

「ここは…どこなんだ?」

見渡す限り先の見えない世界。希望……そんな言葉の存在を疑うような景色が広がっていた。あきらめてそこに座り込もうとする。すると急に足元が光りだした。そしてスコールはその光を浴び気を失った。

「あ、起きたみたい。」

茶髪にポニーテールの女性が言った。この女性はピンクのワンピースを身にまとっていてどこか神秘的な雰囲気があった。

「よかった~。このまま起きなかったらどうしようかと思ってたんだ~」

もう一人の――短髪の少女――がいう。

「えっと、私はエアリス。それでこっちが」

「ユフィで~すv」

スコールは記憶をたどった。(たしか…魔女アルティミシアを倒した後、世界が圧縮されて……!どこか違う世界にたどり着いたのか。)

「調子はどう?」

眉間にしわを寄せ考え込むスコールにエアリスは問いかける。

「ここはどこなんだ?」

自分の知らない世界だと知りながらも一応聞いてみた。
「ここはトラヴァースタウン。いろいろな人たちがいるわ。」
「そう。たとえば異世界からきた君みたいにね。」
「!!!」
自分が異世界からきたことをあて、さらに何の不思議もなく理解していることに驚いた。
「じつは私たちもここじゃない世界から来たの。」

この言葉にスコールはさらに驚く。

「私たちの世界にはアンセムっていう人がいたの……
そのひとはいろいろな研究をしてたわ。でもある日黒い魔物のようなものが現れた。それには気配はあるんだけど生きてる感じがしないの。それをアンセムは『ハートレス』と名付けたの。
アンセムはそのハートレスってのを研究し始めたわ。ちょうどそのころからハートレスは各地ですこしづつ現れ始めたの。
そしてある日アンセムの研究所からみたこともないおおきなハートレスが現れたの。いままでのは人に危害を加えることはほとんどなかったの。でもそいつは人を襲った。
アンセムの研究所からでてきたからアンセムのとこに皆は聞きにいったの。
あれはなんなのかって。
するとアンセムはこう言ったの。
ハートレスは鍵を見つける。鍵は世界をつなぐ。
皆は訳がわからず困っていたわ。すると急に地面が揺れたの。一同は外にでると呆然とした。ハートレス達の数が異常なスピードで増えていたの。しかも皆一点をめがけて。
そこには鍵穴があった。鍵はかかってなかった。そこからハートレスは消えていってる。しかしハートレスはいっこうに減らない。そして数分後、世界は崩れだしたわ。人々はただハートレスの波に流されるまま鍵穴があった方へ流されたの。そしてたどり着いたのがここ。
私たちの世界にいた人たちはばらばらになってしまったわ。」

ここまで話してエアリスは一息おいた。スコールはだいたい理解した。つまり自分がここに来たのと原因は違うのだ。だが優遇はにている。ならば一緒に行動するのもいいだろうとスコールは考えた。

するとバン!と戸が開いた。

「さっきの小僧はまだ起きないのか」

「小僧じゃありません」

スコールはおもわずムキになる。

「「あ、シド!おかえり~」」

エアリスとユフィは帰ってきた中年男性――はらまきにたばこ。いかにも頑固おやじ――に言った。

「まぁ、気にするな」

笑いながらスコールの肩をたたく。スコールはシドに名を名乗った。

「俺はスコール。」

一言いうとだまりこくった。

一方シドは、たばこをふかしてあまり興味を示さなかった。

「で、いつまでここにいる?」

「まだ行く宛もない」

「なら私たちと一緒にほかの世界に行く方法をさがさない?」

「いいのか?俺みたいな部外者が一緒で」

「一緒にいこw」

スコールはこの人達と行く気にはなれなかった、がしかし先ほど言ったとおり行く宛もない。しかたなく同行することにした。

「分かった。俺は元の世界に戻るためにだが一緒に行かせてもらう。」

「そうこなくっちゃ」

エアリスとユフィは楽しそうにはしゃいでいる。

「それでスコールはどうやってここにきたの?私たちとは違うみたいだし、ハートレスの話をしてるときは興味あり気な顔をしてたけど。」

スコールは今までのいきさつを話した。

「ふ~ん。じゃつまり帰り方を忘れちゃったんだ。」

「ちょっとユフィ…」

「…いやいいんだ。」

場が妙な空気になった。

「ま、まぁよろしく」

そういうとユフィは握手をしようと手を出した、がスコールはふつうに無視をした。

「「……」」

「で、具体的にどんなことがわかっているんだ?」

「近くの世界なら行けるぜ」

2につづく
written by shun


Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.