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Benediction of God in Solitude

Benediction of God in Solitude

Final Fantasy 7 After and Another:1

セフィロスとの戦いから一年後。世界は復興しつつあった。メテオがホーリーのおかげで和らぎ被害を最小限におさえたというのもあるが、この復興は神羅カンパニーの再建が早かったことの影響が大きいだろう。
あれから神羅内の組織は大きく変わった。上層部はウェポン襲来の時以来ほとんどが行方不明に。
また法条派はジェノバや古代種のこともあり危険な思想を持つという理由で追放された。それに加え、法条本人もジェノバ細胞を体内に注入しもはや人間に戻れなくなり姿を消したのもあり元には戻らないだろう。
そしてルーファウスが亡き状態でどのように復活したかというとタークスの一派が大きく貢献し、支配したからである。今や神羅カンパニーではタークスといえば超エリート軍団の肩書きをもち、試験も厳しく合格率も低かった。
その集団が牛耳るのは反対派の意見もあったが押さえ込まれた。そして現在神羅内を仕切ってるのはツォンだ。
それに加え、セフィロスを倒した伝説のソルジャー--自称だが--であるクラウドとぬいぐるみをあやつるリーブが復興のため働いていたため復興は早まったといえるだろう。また、ほかの仲間は各地に帰り故郷の復興に貢献したであろうことも一因だと思われる。
復興が一段落つき、クラウドは今、ミッドガルのティファの営業するセブンズヘブンを事務所とし運送業をおもにやっていた。もちろん店の手伝いもしながらである。だがバレットはあのあと、マリンをまかせ旅にでていた。

そんなある日事件は起きた。それはクラウドの持つPHSにバレットからの着信だった。

ピピピ、ピピピ

クラウドはディスプレイをみてバレットからだと判断し電話にでた。
「もしもし?」
だが返事はなかった。かわりにひどくノイズがかった音だけが流れている。クラウドはもう一度話しかけてみた。すると今度はなにかいっている用だった。
「……けてくれ。……所は……るる都……らは……なんだ………」
電波が何かに妨害され通話が途切れた。電話からかろうじて単語らしきものがいくつか聞き取れた。その単語から推測するとおそらくバレットからのSOSである。クラウドはすぐさまティファにこのことを伝えた。そして話し合った結果、マリンを協会にあずけバレットからの連絡による単語から推測される忘れるる都へと向かうことにした。しかしハイウィンドウがないためハートディトナに二人で乗り向かった。途中クラウドはバレットに連絡を取ろうとしたが電波がとどかないようでつながらなかった。簡単にやられるとは思えないが胸騒ぎがした。


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