子平・陰陽五行研究所ブログ

かつお削り節弁当

さて、私が少年だった昭和４０年代後半の頃、子供から青年への過渡期だった中学二年生時代
町内会主催の行楽旅行バス車内では、影の会長Oくんが陽気に燥いでいたんですが・・・・

「あ～酔った、酔った～」などと、酔っぱらいの口癖のようにふざけていたOくん。
ちょっと静かになったかな？と思った矢先に、「ブバーっ！」っと私の後方からバスの床に凄い勢いで水しぶきが流れてきたんです。
少しわたしの踵に飛沫がかかったかな、直感で誰かが酔って吐いたんだと判りましたが、恐怖で後ろを振り返る事は出来ません。
結局は吐いた主はOくんだったんです。
その後、バスがサービスエリアに立ち寄って、トイレなどで用を足したりした時に、Oくんがヨタヨタと青い顔をして「ホントに酔っちゃった・・・・」と、トイレで汚れた胸元などを洗っていたんでしょう。
小恥ずかしそうにバスへと戻ってました。
なんて清々しい旅行であったろうかと思いました。子供会会長として今までの悔しさ、惨めさを一気に晴らせたような気分でした。
なんせ、影の会長Oくんはバスに酔い、会長である私は酔わなかったと、それだけで周囲の評判は私に軍配が上がるという面目躍如が出来たからです。