司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

九州福岡の〇〇株式会社から過払金返還の件で電話あり。

　担当者｢萩原先生ですか、ｓさんの過払い金５８１，２００円の返還の
　　　　 請求をいただいておりますが、減額をお願できますか？｣
　　私　｢減額とはどういうことですか？　ｓさんは今まで高い金利を払い続
　　　　けていたのですよ、今まで、逆に少しでも減額していただきました
　　　　か？｣
　担当者｢・・・・　でも、他の先生は７割か８割の減額で承諾していたただ
　　　　いておりますよ・・｣
　　私　｢ｓさんは他社にも過払いがあり、ほぼ満額返還の和解が完了してお
　　　　　ります。貴社だけ７割、８割の減額をどう説明すれば良いのです
　　　　　か？　｣
　担当者｢・・・・・｣
　　私　｢せっかく、電話をいただきましたので、端数の１，２００円
　　　　減額させていただきます。｣
　担当者｢わかりました、すぐ稟議上げます｣


　　サラ金業者に過払い請求をすると、必ず、〇〇パーセント減額お願いし
　ますと言ってくる。払い過ぎた金額を返してもらうだけなので、減額する
　理由がないのである。
　　ただ、０００や××のように〇〇パーセント以上の返還は裁判上でなけ
　れば応じない業者もいる。そういう業者には、躊躇なく訴訟をすることに
　している。ほとんど第１回の口頭弁論開始前に満額に近い金額で和解にな
　っているのが現状である。みなし弁済否定の判例も確立している今、
　 悪あがきしないで、返すものはサッサと返せば良いと思うのだが？