2006/05/23(火)05:10
1回ぺタルを漕ぐごとに、借金は増えていきます、自転車操業
毎週月曜日のことながら、相談の電話、来社、そして業者からの問合せ、多忙の一日が始まった。
S市の司法書士 T先生から電話
T先生「突然すみません、K子さんことなんですが? 御存知ですか?」
私 「はい」
T先生 「色々事情聞きましたら、先生のところで受けられていたとのこと
ですが?」
「今度、うちで受けることにしましたが、業者への辞任通知はまだ
ですか?」
私 「はい、催促が始まりますので、つぎのところ見つかるまで保留に
してあります」
T先生 「それでは、私の受任通知と一緒に送りましょうか?」
私 「その方がいいですね、各債権者分を先生宛にお送りします」
「お手数ですがよろしくお願いいたします」
自己破産で受任したが、先日辞任をした、子供3人を抱え、事情のあるK
子さん(18日の日記に記載)
今度こそ、同じ間違いをしないで立ち直って欲しい。
午前10時Tさん来所
私 記入していただいた相談表を見ながら
「全部で600万位ですか?」「月々の支払が約30万円で
すか?」
Tさん「はい、あっという間に増えてしまいました」
私 「収入が25万円ですと、完全に破綻ですね」
Tさん「返すために借りる、自転車操業でした」
私 「返すために借りても、新規の借り入れ分に利息が加算されますか
ら、借金は確実に増えていきますよ」
Tさん「はい、わかっていたのですが」
私 「取引き期間が短いですから、減額はあまり期待できませんね」
「個人再生のほうがいいでしょう」
「認可されれば、120万円ぐらになりますから」
Tさん「よろしくお願いします」
Tさんは、仕事上必要な機材を、ローンで購入したのが始まりだ。
最初の100万円があっという間に、600万円に・・・
支払いを遅れてはいけないと、他社から借りては払ってきた結果がこうだ!!
忘れないで欲しい
「自転車操業は一回ぺタルを漕ぐごとに、確実に借金が増えていく」
ことを・・・