カテゴリ:任意整理
あいかわらず、多重債務の相談が多い、当事務所もそろそろ限界か!
急遽、補助者(従業員)を増員するため募集することにした。 Yさん来社 私 受付相談表と持参した資料を見ながら 「サラ金から500万円、 知人から250万円、住宅ローンが 1,300万円ですか・・」 「ううーん・・・1回債務整理をしていますね?」 Yさん「一年程前に貸金協会でしました」 私 「貸金協会ですか? それはだめですよ、業者よりの協会ですから 金利の引直しはしませんし、その後の金利が10%になっただけで すよ」 Yさん 「もうだめですかね?」 私 「そんなことありません、債務整理以前の高金利を引直しして、以 後の金利をカットしてもらえば・・」 Yさん 「色々なところに相談したら、そのように言われました」 私 「それから、A社の300万円は不動産担保ローンですか?金利 は?」 Yさん「18.5%です、その前のキャッシングを金利が安くなると言わ れ、組み変えました」 私 「うぅーん・・法定利息は15%だから、引直し計算をすれば多少 は・・それに、以前のキャッシングもあるし・・」 Yさん「それも債務整理できるのですか?」 「色々のとこに相談したら、不動産を担保に取られているので、 一括請求される!」 「止めたほうが良いと言われたんですが?」 私 「(一括で払えるなら、債務整理なんかしませよ)と言えばいいん ですよ」 「それ以上、理不尽なことは言ってきませんよ」 「A社の不動産がらみは何回か経験していますから大丈夫ですよ」 「それに、不祥事を起こした直後ですから、攻め時ですよ」 Yさん「安心しました」 私 「それから、保証人のお母さんも一緒に債務整理をしないとだめす よ」 Yさん「母も承知しています」 私 「住宅ローン以外に担保が付いているから、個人再生は無理ですか ら、任意整理で、どれだけ減らせるかやるしかないでしょう」 「躊躇していて仕方がないですよ、一歩踏み出さないと・・ 今より悪くなることはないですから・・」 Yさん「よろしくお願いします」 Yさんに、やっと笑顔が戻った、再出発への決意を固めたようだ。 失業のため、なんとなく借りたのが始まり、金利が安くなると言われ、不動 産担保ローンの罠に落ちてしまった、住宅ローンの金利が2~3%の時代に・・・ そして最後には、自分の名義では借入れができなくなり、母親の名義で借 入れるようになってしまった・・ 「なぜ、もっと早くに!!」「なぜ、貸金協会なんかに!!」・・非常に悔 やまれる・・ はっきり言って、不動産がらみの債務整理はきつい なかなか、利息のカットには応じてくれない。 しかしYさんの悩みに苦しみに比べれば・・・ Yさんに本当の笑顔が戻るまで、全力で頑張ろう。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.24 06:07:41
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