カテゴリ:相続
朝11時 W子さん、来所 自己破産をしたいとのこと、W子さん自身ではなく、つい最近、別れた夫 の・・・ その別れた夫は今、病気で入院中だと言う 私 「離婚したのに、なぜそれほどまで、面倒を見るのですか?」 W子さん「あの人はお金が無いのです、今は生活保護の83,000円 だけなんです) 督促状の束を見せながら 「それに、毎日、催促の手紙が届くんです、私どうしたらいい か?」 私 「W子さんが保証人になっていない限り、何も心配ないですよ」 Wさん 調停調書を見せながら 「今の家は財産分与で全部、私の名義になったんですが」 「それで、うまくやらないと債権者に取り返されると、 ある人に言われたんです」 Wさん 「財産分与は詐害行為にあたらないので心配ないのでは・・」 「それに裁判所も関与していることだし」 私 「ともかく、自己破産するのは本人ですから、本人に、その意思が ないとだめですよ・・・」 W子さんの元夫は突然のリストラで職を失い、50歳を過ぎているため、なかなか職も見つからなく、自暴自得になり、酒に溺れる毎日だった。 暴力も絶えなくなり、つい最近協議離婚が成立したという。 そして、その夫は体を壊し入院する羽目に・・・ 幸い3ヶ月程で退院できることなので、退院後、本人が来るように言い帰っ てもらった。 午後4時K夫婦が来所、遺言の相談である。Kさんの86歳の父親が最近弱ってきている、もしもの事があったら、兄弟同士の争いになり、大変なことになる、それを考えると夜も眠れないとのこと。 私 「お父さんの意思、意向は?」 kさん「しっかりしています、面倒をみている私に全部やりたいみたいで す・・」 「そうすると、他の兄弟が・・ 遺留分がありますよね?」 私 「遺留分はあくまで権利です、遺留分に反した遺言も有効ですよ」 「後で遺留分を請求してきたら、その時、払ってあげればいいまで です」 kさん「そうですか」 私 「ところで推定財産はどのくらいですか?」 kさん「貸し駐車場と、金融資産が、わかっているだけ4臆ぐらいですか ね・・・・」 私 「うぅんー・・・・・」 近々、お父さんの意思を確認のため訪問、そして、私と事務員が立会い人になり公正証書遺言の手続きにすることになった。 それにしても「お金」はいくらあっても悩みは尽きないものだ・・・ それにまつわるトラブルも・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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