司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

　
過払い請求の相談が多い

午前９時頃相談の電話あり

相談者「すみません、過払いのことですが？」
私　「どうしました？」
相談者「履歴を請求したんですが、全然だめなんです」
　　　（過払い請求をするんですか！そんなことしたら、ブラックに
　　　　なって 一生カードを使えなくなりますよ）
　　　（納得して借りたんでしょう、それに、その都度、契約書も領収書
　　　 発行しているでしょう、自分で資料失くしておいて、履歴を出せと
　　　　はどういうことですか？）
　　　　支払いがきついのなら、相談にのりますよ、利息もカットしてもい
　　　　 いですよ）・・・・等々、散々、言われてしまいました」
　私　「過払い請求するなん言っちゃだめですよ、相手もできるだけ返さな
　　　 いよう必死ですから」
　　　「今までの支払い状況を確認したいので・・と言わないと」
　　　「それに、文書で請求したほうが、できれば内容証明で・・」
相談者「わかりました、やってみます、だめなときはお願いします」

　今は、各金融会社、過払い金返還に敏感だ、できるだけ払わないように
必死だ！！
十分な知識と、理論武装で立ち向かわなければ・・・
満額返してもらうのは至難の業だ、まして過払い利息までも・・
専門家に依頼するメリット、デミリットもよく考えて・・・・


午後Ｍさんの過払いの件でＰ社から電話

Ｐ社「先程、過払いの請求書頂いたのですが」
　　「請求額の１１，４７１円って何ですか？」
　　「逆に１，４３９円残りますよ」
　私「過払い利息１２、９１０円から、その残を引いた金額です」
Ｐ社「まいったなぁーそこまで請求するのですか？
　　　０和解にしてください」
　私「だめです、お宅は金利を取っての残です、過払い金利利息も精算して
　　 頂くのが当然です」

　このＭさん、P社と７年前から取引があった。依頼に来る前日に新たに
１６万円借りてしまった。「駆け込み」と言って、破産の場合は免責不許可
理由になる場合も・・

「うぅんー参ったな、しかし１６万円ぐらいは過払いになるだろうから、過
払い金の先取りと考えれば・・」「Ｐ社も文句言ってこないだろう」とＭさんの奥さんに説明したのが、ズバリそのとおりになってしまった。

　補助者も引直計算の最中「先生、大変です、Ｍさん、１６万程過払いがでたのに１６万借り入れて帳消しになってしまいました、まるで計算したみた
いです」「差額の過払い利息分でも請求してみましょうか？」と驚いてい
た。

　債務整理する前に、過払い請求する前に、見事、過払い金の全額を先取りしてしまったＭさん・・・　決して真似しないで貰いたい・・・・・