カテゴリ:個人再生
Nさん来所 借金総額600万円 自転車操業で凌いできたが、 債務が雪だるま式に増え、ついにギブアップ・ 私 「毎月どれだけ支払っていますか?」 Nさん 「わかりません・・」 私 「・・・・」 Nさん 「他から借りては払っていますので・・」 私 「自転車操業ですか?」 「それでこんなに・・」 「債務整理をすれば今後借り入れができなくならますが・・」 「月々いくらぐらいの支払いが可能ですか?」 Nさん 「月7万ぐらいです」 私 「そうですか・・」 「T社とS銀行は法定金利内ですから減額は期待できません」 「それにN信販のショッピングもまるまる残ります」 「その外、取引期間が短いものもありますし」 Nさん 「どれくらい減りますかね?」 私 「やってみないと分かりませんが・・・」 「厳しいですね」 「500万円残ったとして 3年払いで138,800円、5年でも 83,000円の支払いになります」 Nさん 「そうですか」 私 「最悪のことも考えておかなくてはなりません」 Nさん 「最悪?」 私 「個人再生です、これなら残った債務の5分の1まで減らすことも可能です」 「100万円を3年間で支払えばいいのですから」 Nさん 「車は?」 私 「個人再生はすべての借金を対象にしなければなりません」 「残念ながら、諦めなければなりませんね」 Nさん 「車は買ったばかりですから、何とか残したいんですが?」 私 「気持ちはわかりますが、再生を成し遂げるには何かを犠牲にしなければ・・」 「車と再生とどちらが大切か、よく考えてください」 Nさん 「そうですね」 Nさん、なかなか決心がつかず、よく考えてみると言って帰られた。 債務整理は、各債務が確定しなければ方針を決めることはできない。 個人再生、破産の予定で手続きを進めていっても、予想以上の減額、過払いが発生 して、十分、任意整理で再生できたということは多い。 その逆もある、そのときに個人再生も破産もいやだとなると再生はストップしてしまう。 最悪の場合を考えての覚悟が必要だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.04 10:32:21
コメント(0) | コメントを書く
[個人再生] カテゴリの最新記事
|