カテゴリ:個人再生
アエルと言う会社がある。更生会社である。 裁判所の管理下に置かれている。 過払返還もすべて管財人の決済が必要とのこと。 業務が停滞するのは当然だ。 現在0千件の案件を抱えていて処理が追いつかないようだ。 訴訟を提起しても、1度も出廷してこない。 出廷するだけの余裕がないのだ。 そのアエルが変わろうとしている。 良い方向に?、それとも?・・
懇意にしている、(と言っても一線は置いているが・・) 担当のYさんから電話あり
アエル「先生しばらくです、Yです、元気ですか?」 私 冗談で「Yさんですか・・いゃー・・どうも、どうも」 「毎日、毎日、アエルさんにいじめられて大変ですよ」 アエル 笑いながら「それは、こっちが言いたいですよ」 「実はですね、(更生会社)が取れたんですよ」 私 「えぇー・・・・・?」 アエル 「更生会社でなくなったんですよ」 私 「それは良かったですね、立派に立ち直ったんですね?」 アエル「それが実はここだけの話ですが・・・・・」 これ以上はYさんの立場もありますので書くのはご勘弁を・・
「これから訴状には(被告 更生会社アエル)とは書か ないでください」 「もう、ないですよね訴訟は?」 私 「まだ、まだ、いっぱいありますよ」 アエル「まいったなぁー」 「それから、本日届いた判決書を見たら 先生でしたので・・」 「私の担当でないんですが、電話したんですよ」 私 「Mさんの件ですね」「こちらにも届きましたよ」 アエル「優先して払うようにさせますので、気持ちだけでも減 額を?」 私 「ここまできて、減額はないでしょう」 「いつも、入金までの利息を付加して払っていただいて いますよ」 アエル「相変わらず厳しいですね・・」 「今度からは、訴訟になる前に電話くださいよ」 「担当外でも出来ることは何とかしますから」 「時間と費用をかけて、裁判するのはお互いに馬鹿らし いでしょう」 私 「それはそうですよ」 「各支店も早めに和解を働きかけてくるようになりま したよね?」 アエル「ここだけでは対応できませんからね」 「方針を変えたんですよ・・」 「訴訟まで行って、全部持っていかれたら、 かないませんからね」
当事務所は、対アエル案件はすべて訴訟提起。Yさん担当以外 はすべて判決だ。 最近は完全勝訴7件だが、 一連が認められず一部敗訴が1件ある。 控訴すれば勝てる案件だが、分断でも一連での金額がほとんど 変わらないため、悪い裁判官に当たったと思い断念した。
誰でも裁判の長期化は望まない。訴訟前に好条件で和解できる のならそうしたい。 はたして、アエルは「更生会社」が取れたことにより、 これからどう変わっていくのか? 今後の動向に目が離せない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.18 12:20:51
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