司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

2007/08/23(木)10:40

これからどうなる? 総量規制前倒し

債務整理(141)

  このところ金融業界の動きが慌しい。米ゼネラル・エレクトリック(GE)が日本で展開する消費者金融事業「ほのぼのレイク」の売却を検討しているとは驚かされたが、貸金業法の総量規制が前倒しで今年末から実施になるとは・・・・そうなると、もはや自転車操業も終わりである。どの位の人が倒れるのだろう?倒れるのは傷の浅い早い時期にこした事はないが、問題は受け皿である。政府は今年、多重債務者対策本部を開き、多重債務者の救済を目的として全国の500以上の市町村で相談窓口を整備する「多重債務問題改善プログラム」を決定したが、今年末までの実施は到底無理であろう。  昨日と本日福島県にお住まいのK子さんから北海道に住む両親の件で相談メールが届いた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下抜粋 両親は、現在、完全な自転車操業です。その自転車操業も高齢であることから借り入れできなくなり、かなりせっぱつまった状況です。 古くからの土地で田舎ゆえ、気軽に相談することもできず郵便物やかかってくる電話にも気をつかわなければならない為、 又、PCも持っておりませんので、私が窓口となって進められればと考えますが、可能でしょうか 以前、多重債務について書かれた新聞の切り抜きを送って、自治体の相談窓口や相談会に行くように勧めました。地元では人に知れてしまうというので、遠くの市まで出かけたらしいのですが、その時に、"整理しても毎月かなりの返済をしなくてはならないうえに新しく借り入れが不可能になる""家も手放すことになるかもしれない"、ということを聞かされて決心がつかず、今に至ったようです・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 債務の内容をよくお聞きすると、まだ、家を手放さないでの再生が可能のようだ。しかし、もう少し早ければ・・・・悔やまれる。このように、今でさえ、どこへ相談に行ったら分からなく苦しんでいる人が沢山いる。政府には早急に、的確なアドバイスができる相談窓口の整備を望む。  そして多重債務で苦しむあなた!!他から借りなければ返せなくなった時は、もう赤信号です。早期の決断を。自転車操業は漕げば漕ぐほど借金が膨れていきます。

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