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司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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萩2696

萩2696

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2010.03.19
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「SFコーポレーション」とういう業者がある、「旧三和ファイナンス」である。

この名前を聞くだけで眉を顰める人が多い。三度の破産申立にもめげず、

それまでの姿勢も改めず、生き延びている、悪評の高い会社だ。



 取引履歴も「破棄した!」といって、遡ること10年までしか開示してこない。

「何年何月何日以前のものは破棄して無い」というのであれば、まだ分かるのだが、

 この何年間、いつ請求しても10年までしか開示してこない、「10年経過した履歴は自

動的に消去されるシステムだ!」と担当者が豪語していたという話があるが、それが本当

なら、それこそ問題である。


 さて、Tさんの過払い訴訟も場合もそうだ。10年前の履歴が開示されないため、手持ち

の少ない資料と記憶に基づいて(当初の「0」計算をそれに近い額に減縮し)推定計算で

請求するしかなかった。

 ところが、相手のSFは、その後の口頭弁論で、未開示期間に締結されたのも含め

て、5個の各契約書を提出して、分断とともに、この推定計算も争ってきた。


  これに対して裁判官は

「契約書が残存しているのに取引履歴が存在しないのは不自然だ」

 そして

「訴訟の進行中に探していた書類が発見されたとして係争中の取引のうち自己に有利

な事実に関する書証を意図的断片的に提出する被告の訴訟遂行は不公平であり、信

義に欠けるというべきである」と痛烈に批判。当方の推定計算を認めた。



 また、被告の個別計算の主張も

「各個別契約書を返還していたとしても、それらは、同一契約の各部分を構成するにすぎ

ず、基本契約の一連取引は継続されていたとみることができる」と判示して一連計算を認

めた。


 しかし、全面勝訴とはなったもの。この会社は何の争点のない判決にも、控訴を提起し

てきて 「3割にしてくれ!4割なら払う」等、引き続き、無茶な減額を要求してくる業者だ。

この件も控訴してくることが予想される。そうなったら受けるまでだ。



 なお本件の判決全文は当事務所のホームページに掲載させて頂いております。

 訴訟資料等で必要な場合は参考にして頂ければ幸いです。
 
                           マイサイト過払い請求・債務整理の手引き






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Last updated  2010.03.20 14:06:46
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