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司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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萩2696

萩2696

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2014.10.29
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カテゴリ:過払請求

ある簡易裁判所に過払い金返還訴訟で出廷。

共同訴訟のAさんの請求金額は利息込みの約110万円、これと言った争点はない。

Bさんは2万円程、名義貸しと、支払い停止での時効の争点がある。


審理が始まった。

「原告に聞きますが、被告の和解案は呑めないのですか」

裁判官は、盛んに和解を進めてくる。

ちなみに、相手の和解案はAさん 100万円 Bさんは、債権債務なしの「0」和解。

「Aさんは、これと言った争点がないので、満額近い金額でなければ、和解は難しいです」

「それでは、Bさんは債権債務無しでどうですか」


裁判官と思えぬ言葉、Bさんは完済していて、債務はないのである。

これでは、請求放棄である。

「Bさんは、Aさんとは関係ありません」「2万円でもBさんにとっては大切なお金です

「そのAさんの意向を受けて請求をしているのです」

「判決ならともかく、o和解ということは、請求を放棄することです」

「私の立場では、そういう和解はできません」

怒りの気持ちを抑え、静かにこちらの意向を伝える。

裁判官は「うーん、うん」と頷いている。



そして、

場所を和解室に移して、司法委員を入れて和解の話し合い。

Aさん、Bさんの件とも和解できず、持ち帰りになった。

Aさんは、ほぼ満額で和解できそうだが、問題はBさん。

出来るだけ多く返還させてやりたいものだ。

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Last updated  2014.10.30 07:13:36
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