「Tさんの稟議下りました」
過払い訴訟を提起している信販系の✳︎社から電話ある。
この業者は和解しても入金が遅いことで有名。
そこを逆手に取って、交渉次第では入金日までの過払利息を含んだ満額の和解が可能だ。
和解の提案があったのは先週のこと。
いつも、返還時期が遅いのに呆れかえっているので、
担当者が恐る恐る切り出してきた。
以下やりとりです
「いつもすみません、返還が遅くて・・・今でしたら、返還は8月なんですが」
「えぇ・・ 来年の8月ですか、そりゃ駄目です」
「いつでしたら?」
「今年中とは言いませんから来年の1月には・・・・」
「それは、絶対無理です」
「それでは結構です、」
「チョット待ってください、何とか5月にしますから」
「無理しないでください」
「何とかお願いしますよ」
しばらくやりとりが続く、相手は3月✳︎日(初旬)まで歩み寄ってきた.
これ以上無理な感じだ。ここで決めるしかない。
「3月✳︎日で結構です、その代わり入金日までの利息を付けてください」
「依頼者に説明ができませんから」
相手もホットした様子で、電話を保留にして利息の計算を始めた。
そして「✳︎✳︎万4513円です」
「わかりました、その金額で和解します」
「待って下さい、✳︎✳︎万円でダメなんですか? 私にも立場があります」
「そうですね、✳︎✳︎万円とはいきませんが、✳︎✳︎万4000円で結構です 」
「分かりました、稟議を出しますので、来週には電話します」
この業者とは金額の話をする必要はない、 いかに早く返還させるかが重要だ。
依頼者には、貯金をしたつもりで待ってもらうしかない。
マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き