具体的にセッションでどんなことをするの?セッションでは毎回クライアントが設定したテーマについて話します。セッションの初期段階ではクライアントがこれまで重要にしてきた価値観を洗い出したり、 大きな夢を描くことが多いです。 「コーチングを通じて何を得たいか」のイメージをしっかりと膨らませたら、 その目標を達成するための中期、短期的な目標を立てたり、 日常生活で実際に移す行動や課題を洗い出し、選択し、コミットします。 コーチはセッションで主に次のようなスキルを使います。 ●傾聴 筋トレをするとき、同じトレーニングでも漠然とするのと 動かしている筋肉を意識しながらするのでは効果が違いますよね。 「意識を向けること」は想像以上に強い影響力があります。 コーチが無知の姿勢、純粋な好奇心で深く傾聴していると、 クライアントひとりで考えていたときには思いもよらなかったような気持ちや考えが浮かんできます。 全力でからっぽになっている他者を通じてこそ、 深く力強い思考や感情のたな卸し、交通整理が可能になります。 ●反映 自律神経を見ればわかるように、人間は生来大変優秀なバランス能力をもっています。 自分の現在の心や体、環境や行動の状態に気づくだけで、 その時に自分に一番必要なものを得て、よいバランスを生み出すエネルギーが働き出します。 コーチがクライアントの言葉をリフレイン(繰り返し)したり、 クライアントのエネルギーレベル(声のトーンやしぐさから受ける印象)を指摘(反映)することで、 クライアントは自分の現状をより深く理解し、自然と必要な栄養素を求めて動き出します。 ●質問 コーチは質問を多用し、クライアントの思考回路にできているパターンや枠を外し、 自由な頭と心で現状を新しく捉えるサポートをします。 例えばこんな質問をします。 ☆今障害が全てなかったとしたら、どんな人生を送りますか? ☆今の環境をもっと楽しむためには何ができますか? ☆少し声が明るくなりましたね。何が起こったのですか? ☆それを選択することで何を失うのを恐れているのですか? ☆あなたは誰ですか? |