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昨夜、息子達が通った(不登校しまくりだったけど)小学校の校長先生の送別会があった。
教育委員会から教頭として赴任されてから6年間、次男の卒業とともに転任された。 校長になられてからのPTA役員会のメンバーが20数名集まって、にぎやかな楽しい送別会だった。 校長先生にとって、この小学校の思い出には、我が家の息子達が深くかかわっているようだ。 教頭として、教育委員会から久々に現場に復帰されたとき、3年から不登校していた長男は4年生。 担任が、その年転任されてきた、発達障害や不登校生の扱いに慣れたベテラン先生になり、 週1回登校し、給食を食べに行くようになった。 遠足や社会見学も参加。 春の社会見学で、みんなが工場内で説明を聞く間、一緒に聞いていられない長男を相手に、 外でボール遊びをしたのが忘れられない、と話された。 現場に復帰してすぐ、多様な子供達を教育することの大変さを目の当たりにされ、 最初は「この子、普通やのに、何で皆と一緒にでけへんねん?」とびっくりされたらしい。 担任の先生が、クラスを見ないといけない行事のときは、いつもフォローしてくださった。 校長になられてからも、スキー合宿、修学旅行と、いろいろである。 (昨日も全体の思出話で出てたけど、担任の代理で体育の授業をやってくださる校長でした) 校長先生の、この小学校での最後の卒業式で、最後に卒業証書をもらったのは、 もちろん校長室で1人卒業式をやってもらった次男である。 「最後に校長室に来てくれて、とても嬉しかった」とおっしゃった。 昨日の朝、校長先生に見せたいからと言って撮った次男の登校時の写メールを見せると 「そうか、毎日行ってるか。良かった、良かった。」と喜んでくださった。 長男が3年の2学期から不登校していたことも知っておられ、「お兄ちゃんは?」と小声で心配そうに聞かれたので、公立高校に元気で行ってることや、入学までの経緯をお話するととても喜んでくださった。 中学校の運動会も見に行っておられ、長男が走り高跳びで優勝したのも、しっかり見てくださっていたそうだ。 「卒業してもねー、心配なんですよ。」と、にっこり笑われた。 「今日は、嬉しいなー。そうかー、2人とも行ってるかー。」 思わず、頭が下がりました。ありがたいことです。 「僕らは、出したら(卒業させたら)しまい、っていうとこありますけど、 お母さんは、ずっとつきあっていかなあきませんから、 これからも、山あり谷ありだと思いますけど、頑張ってくださいね。」と励ましを頂いた。 もう一人、うれしいお話をもらった。 次男が、4年から6年までの3年間、担任ではなかったが、持ち上がられ、 1人卒業式も同席してくださった先生がいらっしゃったので、 近況をお話すると、 「先日、卒業生が来たので、Y(次男)ちゃん行ってる? って聞いたら、 来てるよー、って言ったんで、(担任だった)F先生に伝えたら、とても喜んでましたよ。 3年間ずっと、見てきましたから、私も心配でねー、良かったですねー。 4年のときは、作文も全然かけなかったのに、卒業文集書けるかなー、って心配しましたけど、 書けたー、すごいー!って言ってたんですよ。 6年生になって、いろいろできるようになってきましたよねー。 3年間ですごく成長しましたね。」とおっしゃった。 「いろんな情報を全部、まともに受け止めて考えてしまうから、しんどいんでしょうね。 もう少し成長して、情報を取捨選択できるようになると、もう少し楽になるでしょうね。 いまどき、こんな繊細な子は珍しいです。大事にしてあげたい、いいところでもありますよね。 まわりが、やらせようとしていると感じるとやらない子ですから、 下からそっと支えてあげる感じで見てあげたらいいと思いますわ。 自分で、いろいろ感じて、考えているから、回りからは言わないほうがいいようですね。 卒業したけど、F先生や私に相談に来てくださっていいんですよ。」とも。 担任の先生からは聞いていなかった、学校での様子もいろいろ教えて頂いた。 その先生とは、お話したのも初めてで、正直、びっくりした。 そうなんだ、担任でこそなかったけど、身近で3年間、見てくださってた先生がいらっしゃったんだ。 きっと、担任の先生にも、いろいろいままでのことを話したりして、一緒に考えてくださってたんだ。 私が、知らないところで、しっかり見守ってくださっている先生がいらっしゃったんだ。 お話できて、本当に良かった。 私自身が、もっと大きい視野を持ち、ゆったりと先を見ておおらかに子供たちと接していこうと 元気が出た夜でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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