おむつ漏れ 防水シーツをつけても困っている方へ
防水シーツと言っても沢山の種類がありそれぞれ使いやすさ、使いにくさがあるのをご存じでしょうか。それを知らずに寝具が濡れてしまい困っている方は多いと思います。私もそうでした。なぜ防水シーツを使っているのに布団が濡れるのか考えてみると、一般に販売されている防水シーツ(画像A)は敷布団の腰に当たる周辺を横にカバーするだけだからという事がわかりました。画像Aこのタイプのシーツや使い方は病院や介護用品メーカーで推奨しているのですがマットレスに挟むだけなので、寝相がわるかったりひっぱるとすぐにはずれてしまう問題があるんです。あまり動かない方や、蒸れを少なくするのが優先の方はこの画像Aのタイプのシーツがいいのですが、母の場合はリハビリ病院から退院後、半年ほどは夜寝付かれなかったり朝早く目が覚めてマットレスの上で動き回るので防水シーツがずれてしまっていました。さらに当初はおむつのあて方を私がよく知らずに背中漏れや脇漏れがあったので、腰部分だけではカバーしきれませんでした。そこで敷きパッドタイプの防水シーツを購入しました。画像Bこれはよくある敷きパッドと同じで、シーツにゴムがついていて布団やマットレスに固定することができます。商品によってゴムの位置が違い、意外と多いのがゴムが真横に1~2か所ついていて布団にはめるようにして装着します。布団のサイズが多少違っても固定できるゴム位置になっています。しかしこれだと、シーツを汚した時布団半分を持ち上げてゴムをずらさないとならずぱっと外せずに時間をとってしまいます。朝忙しい時に、母を抱えるように介助しながら掛け布団が濡れないように片手で濡れたパッドを避けるのは横一文字のゴム位置だと大変でした。この画像のタイプのように通常の敷きパッドと同じような四隅にゴムが斜めについていて布団の角を差し込むタイプのほうが着脱がさっとできます。でも、これを使っても問題がありました。端の部分がカバーされてないので母の動き方によってはマットレスの端が濡れてしまいました。特に朝起きる時にマットレスの端まで体をずらずのでその時におむつがずれて濡れてしまう事があったのです。そこでマットレスや布団をすっぽり覆うシーツを探しました。画像Cこれは成功で全体をすっぽり覆うのでマットレスが汚れる心配がなく安心できました。ただ、このシーツにも問題点があります。それは、表が綿パイル、裏が防水加工なので少し重たく、乾きにくいのです。とてもいいお天気の日でも完全に乾かず乾燥機で部屋干ししましたが、ボックス型なので平たいシーツのように広げて干せないのが乾きにくい原因でした。シーツはこまめに洗いたいので、このシーツをかけた後、画像Bの平たいシーツをその上からかけました。こうすると大抵の漏れは上のシーツで防御できこのシーツ1枚を洗うだけなので簡単でした。購入の注意点は裏が防水加工で蒸気を通さないので、せめて表地は綿100%パイルにして蒸れや湿気の籠りを少しでも防ぐことです。また家の場合は寝具はピンク系で統一していたので、ピンクのシーツを探しましたが、ボックスシーツはピンクが少ないです。男女両用にするためか、黄色、あとは水色が多いようです。この画像のお店はピンクのボックスシーツを扱っている稀少なお店でしかも価格も他店の同タイプより安いので助かりました。使い捨てシーツを使っていらっしゃる方がいますが、動く方だとすぐしわになってよれてしまううえに全体がカバーできず、かけていない部分が濡れたり、ビニールで防水しているので蒸れやすい暑くなりやすいし毎日使うには高価になってしまいます。できれば画像Bのシーツで洗い替えで対応しあとは漏れない、おむつを下げない工夫の対策をされたほうが介護される方も楽だと思います。その工夫についてや便利グッズについては介護グッズのカテゴリーに以前書きましたのでご覧ください。上掛け布団まで汚してしまう場合は専用のカバーがありますが、防水加工で重たくなりやすい&熱気がこもるかもしれないのでご注意ください。こういった商品は一度自分が使ってみる(寝てみる)特に真夏の蒸し暑い時期に使ってみると意外と熱がこもりやすいとか、不快感があるのがわかって介護される方に快適に過ごしてもらう工夫がしやすくなると思います。追記:オムツ漏れが起こりにくい当て方や予防する便利な介護用品についてはこのブログの介護のカテゴリーに入れてあります。