青空と木洩れ日

そら豆が売っていたので
一パック買ってみました。

そら豆って剥くのも洗うのも簡単だし
何よりもお豆の形が可愛いです。

ころんと可愛らしくて
柔らかい曲線が微笑ましくて
見ていて飽きません。

そら豆は火の通りが意外と早いので、
ニンニクを軽く炒めたオリーブオイルで
さっと炒めて、粉チーズをふると
洋風の一品になるし、
ごま油でありあわせの野菜とさっと炒めて
塩を振ると、和風の一品になります。

そら豆を茹ででミキサーなどでペースト状にして
塩胡椒して牛乳でのばすと、そら豆スープになります。

意外とさっと調理できるし
見た目が可愛らしくて楽しいのがいいですね。

そら豆の形には良い思い出があります。

以前母と小樽に行った時に
北一硝子で何か記念になるものをと
売店でガラスの箸置きを買う事にしました。

ころんとした形で
手作りなので形や色が少しづつ違うので
どれがいいかな、と楽しく選んでいました。

すると母が来て
これはお豆の形で縁起物だから
良い買物だと言ってくれ
母もお土産用にすることにして
二人でどの色にしようか、と
仲良く並んで選びました。

普段は好みが違う私と母が
一緒に買った数少ない物の一つでした。

5～6分、一緒に並んで選んだだけの
ほんの小さなひと時ですが、
幸せな時間だったなと思います。

当時私は、その箸置きを見ても
豆の形とは思いませんでしたし、
豆はマメに働くに通じるから縁起ものだからと
選んだわけではありませんでしたが、
あの時母に、良い買物だと喜んでもらえて
良かったなと思いました。

母はいつもそうやって
縁起物だから、などと
相手を思いやっていたのだと
母の気持ちを知ることができたのも
良かったと思います。

私が購入したのはガラス製ですが
こんな箸置きがありました。





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